対象:お金と資産の運用
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久保 逸郎
ファイナンシャルプランナー
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積立投資は早く始めて長く続けることが大切です
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きぃちゃん様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。
ご質問にお答えさせていただきます。
1、60歳までの22年間と考えると、確定拠出年金で毎月の積立を264ヶ月行うことになります。
そのため相場によるタイミングの影響は264分の1しかないということです。
積立は早く始めて長く続けることが大切になるので、今から始めたほうが良いと思います。
2、日本のインフレ目標や、世界のインフレ率や投資先の成長性を考えると、確定拠出年金だけに絞ったほうがいいと思います。
長期の積立投資を行うことになるし、積立によるドルコスト平均法の効果も期待できるので、成長性の高い先進国株式・新興国株式を多めにしても良いと思います。
小規模退職金共済は金利が低いですし、今後マイナス金利の影響でさらなる低金利や運用難が予想されますので、確定拠出年金のほうをお勧めします。
3、近いうちに加入しようと考えられていたなら、早めに入っておいたほうがいいかもしれません。
しかし、そもそも手元資金はあるようなので、医療保険が本当に必要なのかどうかを考えてみてください。
健康保険の高額療養費があるので、実際にかかる医療費(窓口負担)はそれほど大きいものではありませんから。
4、地域的に横浜銀行だと思いますが、今のところ銀行の経営で目先不安視されているところはありません。
今後マイナス金利の影響で地方銀行の経営が苦しくなっていく可能性があるので、ニュース等でチェックを行うようにしてください。
5、金利の低い時には変動金利の商品、金利の高い時期には固定金利の商品を選ぶ。
これが資産運用の基本です。
米国は今歴史的低金利水準にあるので、その低金利を長期固定してしまう一時払終身保険に加入するタイミングではないと思います。
もしも為替差益を狙いにいくなら、外貨建MMFやFXを使ったほうがいいでしょう。
今は世界的な低金利水準にあるので、米ドル・ユーロ・豪ドルのいずれも固定金利の商品(一時払終身保険など)に加入するべきではないと考えています。
相談先ですが、一番気にしたほうがいいのは「有料で相談をしているかどうか」です。
無料相談のところはボランティアでやっていてはビジネスになりませんから、お客様から相談料をもらわない代わりに、保険会社などからの手数料だけでビジネスを成立させています。
そのためどうしても売りに走りやすく、良い商品を持っているのに切り替えを勧めたり、手数料の高い商品を勧めることが多いですね。
有料相談をしているファイナンシャルプランナー等も資格を取ったばかりの経験の浅い方などもいて様々なので、少なくともホームページを持っていること、そこで実績や考え方などを確認できることは最低条件。
そこから選んで、自分が合いそうな人に相談されるといいと思います。
何か一つでも参考になる点がありましたら幸いです。
FPオフィス クライアントサイド
http://www.fp-office.com/
久保 逸郎
評価・お礼
きぃちゃん さん
2016/02/23 00:18
大変丁寧で分かりやすいご回答をありがとうございます。
やはり、確定拠出年金は早めに始めた方がよさそうですね。
このような記事がありました。⇒中小企業庁は、金融危機による損失発生に備え、小規模企業共済制度に危機対応のための積立金を新設する。3月に政省令を改正し、2016年3月期から適 用する。制度の見直しによって契約者に支払う共済金の原資は目減りする。・・・とのこと。
いまいちよく分かりませんが、確定拠出年金と小規模企業共済の両方拠出すると、受け取り方の工夫も必要そうですし、小規模共済は、ひとまず見送ろうと思います。確定拠出年金のみ6万円の拠出をしようと思います。外債と外株を各25%、国債と国株を各15%くらいにし、残り20%を再考したいと思います。
医療保険については、再考の余地がありそうですね。
銀行の金利もどんどん下がってきていますね。
個人国債10年変動型の方が、まだましなのかと、しばらく遣う予定のない500万円の運用方法は、もうしばし検討しようと思います。
最後に、相談先についてですが、無料FP相談をうけたことがありまして、保険をすすめられるばかりで、ふるさと納税や確定拠出年金での節税はぼやかされたので、無料の仕組みがわかりました。ただ、有料でも東京、神奈川は、選択肢が多いので、迷ってしまいますね。。じっくり検討したいと思います。
ありがとうございました。
久保 逸郎
2016/02/23 16:16
きぃちゃん様
ご評価・コメントをいただきありがとうございます。
500万円の運用方法についてですが、機動的に資産配分の変更を行ってリスクの低減を図るバランスファンドはどうでしょうか?
本日のコラムでも触れていますが、その中でもリスクを極力抑えた安定型のファンドは、マイナス金利の欧州でも人気を集めています。
期待する収益率にもよりますが、NISA枠を使って購入することもお勧めできますし、一つの選択肢として考えてみてください。
東京や神奈川方面にも私が信頼しているFPは複数おりますので、ご自身で決められなかった場合はメールなどでお問合せください。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
フリーランスのため個人型確定拠出年金を始めようと考えており、合わせて小規模企業共済も加入検討中です。
また、当分使う予定のない500万円の資産運用も考えています。
今月に入り、マイナス金利… [続きを読む]
きぃちゃんさん (神奈川県/38歳/女性)
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