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対象:新築工事・施工

深澤 熙之

深澤 熙之
建築プロデューサー

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珪藻土について

2015/07/01 02:22

はじめましてryoca様

珪藻土はご存知のように珪藻土に固化材を入れて、壁の塗り、湿気の調湿効果で結露対策にも仕様される壁材なのですが、

外壁に面している壁というのは外側と内側の境壁の内側部分の内壁という事でしょうか?
セルロースは結露対策の良いと言われておりますが、内壁なら使用しても良いかなと思いますが、外壁に使用しての効果は私の見解はどうなのかな・・・という印象です。

珪藻土は木炭などの炭などのように湿気を吸い込んでくれる気泡のような隙間が数多くあるのですが、その珪藻土の機能を充分に生かすように仕上げると手でさわったり肩がふれてこすっただけで、ぼろぼろ落ちてくるような感じがその機能が充分に出てくるのですが、それを防ぐ為に固化材の配合をあまり多く入れすぎると珪藻土の隙間を殆ど、埋め、塞いでしまうようなs工をします結露防止の役目も殆ど効果がなくなってきますので、その固化材の配合分もどのようにするのか施工会社と良く相談したほうが良いと思います。

費用的に抑えられ、結露防止という目的であれば、漆喰を塗るという選択肢もあり、後のメンテンスもしやすいという意味で漆喰仕上げにする方法もあります。

壁材の耐久性という質問なのですが、これも住宅全体の湿気対策上においてどうであるかという部分にもつながってくるかと思います。

住宅の耐久性は住宅の湿気対策に大きく影響され、住宅の壁内の湿気湿気対策(湿気の流れる仕組み)が万全であれば、住宅の寿命は50年60年経ってもまだ更に30年以上は済めるくらい長持ちがしますが、
その湿気の流れが悪い場合は住宅の耐久性に影響を与え、住宅の寿命は短くなり、腐食により強度もなくなってきます。

そういった意味で、壁材にこういったものを使用をするのは大変良い事だと思います。

ただ、気をつけなくてはならないのは、住宅全体の湿気対策は外壁及び外壁の構造の湿気対策が一番大きな影響を与えますので、外壁自体の仕上げに家の中の湿気を通さないような壁材にした場合、外壁裏面に通気する空間がない場合、逆効果になって、湿気壁の中が湿気がこもりやすくなり、目で見える表面がいくら結露防止などの効果の良い壁材を使用しても意味がございませんので。。。

まず、外壁自体が湿気を通さないような仕上げにされる場合は、外壁の裏側面と中に設置する防水透湿シートとの間は充分に隙間をあけたほうが良いです。
(外壁面の裏面と防水シートの間は住宅のあちらこちらから浸水した雨水の通り道になる部分ですので、外壁面や防水シート面は浸水した雨水の通り道ですので、充分に通気がとれて、乾燥しやすい状態になっていないといけません。)=雨漏りがしにくい外壁の構造とも言えます。

ですので、外壁面が呼吸するという点も大事ですので、そういった観点からも壁の仕上げ材のよっては住宅全体の湿気対策にも影響しますので、施工会社とその点もよく確認して相談をされたら良いかと存じます。

外壁と内壁の間である壁の中湿気の流れができなくなれば、中の柱は腐食してしまいますので、内壁や外壁の表面が結露防止の壁材を使って湿気の流れを止めてしまうようでは表面が結露防止になっても何の意味もございませんので、ひとつの参考にしてくだされば幸いでございます。

湿気対策
外壁
雨漏り

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この回答の相談

新築 壁紙、珪藻土について

住宅・不動産 新築工事・施工 2015/06/25 20:54

現在新築工事中で壁紙を選んでいるのですが、外壁がセルロースの為、外壁に面している壁は珪藻土、内壁はビニールクロスにする予定でいます。しかし、契約時の見積もりには一階LDKと玄関廊下しか珪藻土… [続きを読む]

ryocaさん (福岡県/34歳/女性)

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