対象:住宅設備
コンセントからの隙間風や音漏れ
はじめまして。東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
パテ埋めで対処済みのようですが、24時間換気を動かすとコンセントから隙間風が出てくるということは、現状その居室からの給気量が足りていない可能性があります。24時間換気で良くある第三種換気方式とすれば、まず、その居室にもあるはずの自然給気口を閉めていたり家具などで塞いでないかご確認されることをお薦めします。最終的には、他の部屋を含め住戸全体として、排気能力と給気能力のバランスがポイントとなります。
コンセントは普通、プレート裏の壁に孔を開けて配線をつないでいます。パテ埋めしても鳴り止まないということは、壁内の空洞や配線を通じて伝わってきた音が、薄いプレートを振動させて鳴っているのではと思われます。本来は排水音や隣戸音など音源と伝播経路を特定して対策を講じるのが筋ですが、簡単ではありません。音の出口であるコンセント自体の防音性能を高めて解決するレベルの話だと良いのですが…。もし防音性能を上げるなら、コンセント裏をボックス化し防音カバーを挟むなどが考えられます。賃貸マンションとのこと。貸主へ相談すべき話となりましょう。
音の問題は難しく、実際に聴いてみないと確たることは申し上げられません。一般的な状況説明として多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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