対象:ペットの医療・健康
Re:猫白血病 悪性リンパ腫
猫白血病ウィルス感染症は、リンパ腫の発生要因となります。
特に、前縦隔型と分類されるリンパ腫は胸水の貯留が認められることがありますので、この疾患である可能性が高いと思います。
検査結果次第ではありますが、リンパ腫と診断された場合は治療のためには抗がん剤による治療を行っていく必要があります。
なるべく早期に治療を、と思われるかもしれませんが、抗がん剤が適応ではない場合もありますので、検査結果を待った上で治療法を選択するのが得策でしょう。
抗がん剤で完全にリンパ腫が治るわけではありません。
また、治療を行ったとしても、2年以上生きられる可能性は約10%と言われています。
特に、猫白血病ウィルス陽性であった場合には予後が悪く、陰性の場合に比べて平均生存期間は短い(陽性:3.5ヵ月 陰性:7ヵ月)という報告もあります。
しかし前縦隔型リンパ腫自体は、抗がん剤が有効である可能性は比較的高いものです。50%の症例では治療によって一時的に症状が消失する、その期間は平均2〜3ヶ月であるとの報告がありますので、抗がん剤治療を選択する価値はあると考えて良いと思います。
サプリメント、漢方薬については、がん細胞自体を直接攻撃する抗がん剤にくらべマイルドな治療法ではありますが、低下した免疫力をサポートすることで、生活の質が向上する、疾患の進行を抑制することなどが期待されるものもあります。
獣医師と相談の上でご利用を検討されるのが良いでしょう。
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この回答の相談
生後10ヶ月のオス猫の呼吸がおかしかったので病院に連れて行きました。胸水が溜まっていて、白血病も陽性でした。胸水を病理検査に出して4日後の結果が胸膜炎(悪性リンパ腫の可能性も否定できず)
でした。
今… [続きを読む]
ポポメイさん (大阪府/42歳/女性)
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