他犬に対する威嚇
ペット行動コンサルタントSENDAの千田純子です。
なんども犬と噛まれて、犬に対して恐怖感を持っているのでしょうね。
また、3歳前後は他犬に対する威嚇行動が出てくる年齢でもあります。子犬の時に犬同士フリーで遊んだ経験が少ない場合は、テンションの高い犬や威嚇してくる犬にうまく対処できない場合が多いようです。一般的に犬同士の社会性が低いと言えるかもしれません。
大型犬に対して恐怖心を持っているのですから、大型犬に近ずけないようにしてあげることが必要でしょう。ワンチャン自身はニアミスすると飼い主さんを引っ張って他の方向に逃げたのであれば、それで良いのではないかと思います。飼い主さんの協力が得られないのであれば、避けるしかありませんね。
私のところでもそういう相談があります。その場合は、ワンちゃんにバスケットマズルをつけてもらうようにして、「近ずいたら噛むかもしれないので、近づかないでください。」と言ってUターンして戻ってくるようにしてもらっています。人間も全ての人と仲良くできないように、犬も全ての犬と仲良くできるわけではありません。乱暴な犬と遊びたくないと犬が入っているのであれば、それで良いのではないでしょうか?
フレンドリーでしつけの行き届いていると、他に犬が近づいてきたり、むやみに触りにきたりするので、それが嫌な犬もいるので、あえて、「危険犬」のラッテルを貼って散歩をしてもらうようにしてもらうようにしています。
ワンチャンの方も、飼い主さんが自分を嫌な犬から守ってくれることが分かれば、安心して飼い主さんの指示に従えるでしょうが、飼い主さんの言うことを聞いていたら怖い目にあうと覚えているのかもしれません。
私の方では、バッチフラワーで犬に対するトラウマを取りながら、社会性のある犬と遊ばせて、犬に対する威嚇行動を減らせるようにトレーニングをしています。そのトレーナーさんによって色々なやり方があると思いますので、他の先生の意見も聞いてみてください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
子犬時代に柴犬に5回咬まれ、3歳直前にシバ雑種に8度目に咬まれました。2歳近くになって、自分を咬んだ犬や、常に威嚇してくる犬に向かっていくようになり、トレーナーさんとグループレッスンを続けていま… [続きを読む]
mamamomoさん (東京都/56歳/女性)
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