対象:ペットの医療・健康
Re:小型犬がチョコレートを食べました
中毒の原因に関してですが、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が関係します。
人はこのテオブロミンを効率的に排除できますが、犬はテオブロミンの半減期が長く(17.5時間)体内から素早く排除できないことが問題になります。
犬のテオブロミンの中毒量は記載されている用量に差がありますが平均すると100-200 mg/kg程度です。チョコレートに含まれるテオブロミンの量には大きな差があるので一概には言えませんが(100~1500mg/100g)、換算すると小型犬が通常の板チョコ1枚(50g前後)を食べると中毒が出る可能性が高いといえます。
今回は16gであるため、上記の計算からすると中毒が出る可能性は低いといえます。しかしながら中毒の症状である嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、不整脈、運動失調、筋肉のけいれん、発作、腹痛や血尿、脱水が見られる可能性があり、場合によっては排泄を促すために点滴をする必要性もありますので、かかりつけの獣医師と相談するか、他の近隣の動物病院を受診されることが望まれます。
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この回答の相談
お世話になります。
昨日、出かけている間に小型犬(トイプードル/2.85kg)が
たけのこの里というチョコレート(小袋5個入り/16g程)を
食べてしまった様です。
夜と休日に連れて行ける病院が… [続きを読む]
まりもん114081さん (奈良県/32歳/女性)
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