対象:新築工事・施工
吉田 武志
建築家
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よく造り手と相談してきめたほうが良いです。
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栃木県宇都宮市で工務店及び一級建築士事務所を営んでおります。ヨシダクラフトの吉田武志と申します。住宅の新築とリフォーム・リノベーションを設計施工で行っております。質問を読ませて頂きました。
雪止めを後付する場合、考えられるリスクは屋根からの漏水でしょう。
新築中の建物の屋根材の種類が書いてないのでわかりませんが、屋根材の種類により、引っかけるタイプと、ビス留めするタイプがあります。
引掛けられるタイプは、雨に濡れる面にビス穴は見えませんが、ビス留めするタイプは、
ビス露出なので、ビスとビス穴の狭い隙間から漏水する可能性はあるかもしれません。シーリング等の防水をしても引掛けタイプと比べると可能は高くなるでしょう。
カラーベストコロニアルと瓦は、屋根材を浮かせて、金物を引掛けられますので、ビスが露出せず安心。
しかし、板金屋根は、屋根材を浮かせてということが難しいでしょうから、ビス露出で留めるタイプになることが多いと思います。ただし、シーリングの打ち方を工夫して、劣化しないように金物の裏でシールする等の配慮をすれば、板金屋根でも漏水の危険は殆ど無くなるのかもしれません。充分、施工例を持っている職人が良いと思います。
いろいろと、新築工事の不手際があったようですが、施工者と相談して、雪止めを付けた場合のメリットとデメリットを聞いてから判断されたら良いと思います。
物事には必ず、メリットとデメリットがあるので、よく相談して決めてください。
ヨシダクラフト http://www.yoshidacraft.net
評価・お礼
まあたん さん
2014/06/07 09:27
ご丁寧な回答ありがとうございました。
これから工務店に相談をしてみます。
最後に教えていただけると幸いです。
瓦は陶器瓦(平瓦)です。
雪止め付の瓦です。
こちらとしては、二階屋根瓦同様に、後付けの雪止めではなく、雪止め付瓦に変えてもらいたいと思っています。
一部屋根瓦を葺き替えるリスクを教えていただけますか。
お忙しいところ申し訳ありません。
宜しくお願いします。
吉田 武志
2014/06/07 10:36
高い評価を頂きましてありがとうございます。
質問が理解できました。
お金は掛かりますが、それ以外のリスクは無いと思います。
雪止め付瓦を取り付ける周囲の何枚かを外して取り付けることになると思います。
図面や見積もりに1階部分の雪止めの記述が無いとすると、
計画していなかったということになります。
造り手が1階は必要ないと考えたのか、忘れたのかは分かりません。
お話してみてください。
ただ、物作りの品質が上がるのは、工場生産のように同じものを造り続けた時だと思いますが、
住宅建築は、敷地と要望がそれぞれのお宅で違うので、全て番うものになるので、難しいのです。
私も正直にお話すると、忘れたことが皆無ではありません。
多分、程度の差はあれど誰でも同じではないでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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