対象:ペットの医療・健康
Re:猫の交通事故
肢を引きずりながら歩いていたとのことなので、筋骨格系疾患もしくは血栓塞栓症などの血液疾患(猫の場合原疾患は心臓のことが多い)などが考えられます。
筋骨格系疾患の場合、骨折、打撲、捻挫、脊髄損傷などがあります。
骨折の場合ですとレントゲン検査で評価が可能で、治療には多くの場合手術必要となります。
打撲、捻挫はレントゲン検査での評価が難しく、患部の腫脹・出血、歩様状況、触診などで評価を行います。
治療は炎症を取りながら痛みを和らげ、安静を保つ形になります。脊髄損傷の場合、背骨(脊髄は背骨の中を通っています)の明らかな歪みやズレなどがないとレントゲンでの評価は困難であり、全身麻酔下でのMRI検査が必要となります。治療はこちらも多くの場合手術が必要ですが、投薬で改善する場合もあります。
血栓塞栓症の場合、後足の付け根の脈圧を触知することにより評価は可能であり、治療には投薬が必要です。
主に考えられるのは上記のことですが、その他にも内臓損傷による痛みで足を引きずるという場合もありますのでレントゲン検査や超音波検査が必要となることもあります。
ご飯を食べない理由としては、環境の変化ということもあるかと思いますが、痛みによる食欲不振が大きいのではないかと考えます。筋骨格系疾患の場合、強い痛みがありますので消炎鎮痛剤などの投薬が必要になります。
いずれの場合にも原因を突き止めて治療をする必要があるでしょう。
以上のことをふまえてかかりつけの獣医師にご相談ください。
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