対象:住宅設計・構造
気密と断熱
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はじめまして
寒くない家にするためには、断熱性・気密性と室内で使用する熱量の3つが兼ね揃わないと数値以上の寒さを感じるかもしれません。
宮城県は断熱地域区分で3地域の場所なので、設計者さんに「寒がりなので2地域(青森・岩手・秋田)と同等の性能にして欲しい」とご相談されれば、費用は上がりますが1の指摘をクリアできると思います。
現状の断熱材の組み合わせは、地域区分における基準を満たしているものだと思いますが、指摘2に関しては、フラット35などの木造住宅工事仕様書などにおいて
「グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー等の繊維系断熱材及びプラスチック系断熱材のうち、建築物断熱用吹き付け硬質ウレタンフォームA種3又はA種フェノールフォーム保湿板3種2号、その他これらに類する透湿抵抗の小さい断熱材を使用する場合は、防湿材等を室内側に施工して防湿層を設ける。(例外規定あり)」とあり、「セルロースファイバー」の外側に、透湿抵抗値が大きな「EPS系(発泡面材)」の断熱材を使っていることが逆の設置だと仰りたいのだと思います。
簡単に言えば、湿気を通す層が室内側にあり通さない層が外部側にあると室内側で結露が起きるというイメージです。
断熱性能の見直し変更は、決して設計者のプライドを傷つけるものではございませんので、お気軽に設定の根拠や利点・不利な点をお聞きになられては如何でしょうか。
ご参考になれば幸いです。
やすらぎ介護福祉設計 斉藤
評価・お礼
kei4085jp さん
2014/03/29 22:05
わかりやすいご説明有り難うございました。
寒くない家というコンセプトは一番初めにこれだけは確実におねがいします。
と申し上げておりましたので、そのように考えて頂いているとは思うのですが、その方が宮城の方ではないために、指摘を受けた際、断熱材の(量?)に関して本当のところはどうなのかな?という思いでした。
この辺はまだモヤモヤしている部分はあります。
設計した方を信用していないわけではありませんが、現在色々な種類の断熱材がある中、他の方の意見も聞きながら、私なりにある程度理解した上で設計した方と話し合いたいと思っております。
セルロースファイバーの外側に「EPS系(発泡面材)」の断熱材を使っている点に関しては理解出来ましたので、今度聞いてみたいと思っております。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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