対象:インプラント・歯科口腔外科
反対咬合のインプラント治療について
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こんにちは。
長野県上伊那郡倉田歯科医院の倉田です。
このようなケース、私も多く行ってきましたが、私自身の考えとしてはそちらのかかりつけの先生と同じく、「無理に反対咬合でない咬み合わせにした場合には予後は保証できない」と考えています。
インプラントは木に刺さったクギと同じようなもので、上からの力には強いのですが、クギを揺らす力(側方力)が長くかかってしまうとクギが緩むのと同じように、インプラントも骨から緩み、抜けてしまうおそれがあります。
本来反対咬合である歯を無理に表側に作ることにより、下の歯からの突き上げがどうしても強く起こってしまいます。
また、見た目としてもあまり美しい仕上がりにはならないため、どうしても反対咬合でない仕上がりを希望されるのであれば、矯正治療を行ってからの方がいいかと思います。
かかりつけの先生も同じ考えのようですから、じっくりと相談されて決められたらいいかと思います。
長期間使っていくものですし、費用も決して安いものではありませんから納得されるまで話し合われるといいですね。
長野県上伊那郡 倉田歯科医院
http://www.kuratadent.com/
評価・お礼
ロコ100 さん
2014/03/28 19:53
倉田先生、早速ご回答のほどありがとうございます。
文章的に分かりずらかったのかと思いますが、希望は「反対の咬み合わせ(上の前歯が下の歯の後ろ)のままでインプラントを取り付ける」です。
「反対咬合でない咬み合わせにした(上の歯が下の歯より前に出る)インプラントの取り付け」は希望していません。倉田先生のアドバイスのように、これには見栄えの問題と歯と骨に負担が大きいと思っています。
上の歯が下の歯に隠れる状態のまま、インプラントを取り付けれればと願っています。今まで受け口のままで過ごしてきたので、これからも逆咬合(上の歯が下の歯の後ろ)のままでも外見的に支障は感じません。
歯医者さんに「インプラントでは反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)になるような取り付けはできない」と言われながらも、「もし反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)になるように取り付けた場合、長持ちしない」と言われて、疑問を感じています。最初には反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)のインプラント取り付けは全く出来ないような説明をしながらも、反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)になるように取り付けた場合の将来的な耐久性について説明がありました。
実際に反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)になるインプラント治療は出来るのか出来ないのか?それとも、歯医者さんは反対咬合(上の歯が下の歯の後ろ)になるインプラント取付の将来的な保証を心配されているだけなのか?が疑問に思えてきたため、セカンドオピニオンをお伺いしたいと思ってる次第です。
宜しくお願いします。
回答専門家
- 倉田 友宏
- ( 長野県 / 歯科医師 )
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
初めまして!差し歯の前歯3本(反対咬合)をインプラントに取り替えたいと思っています。
【インプラント治療したい部分】
上顎の前歯3本(上1番2本と左上2番1本)です。この3本は、20年以上… [続きを読む]
ロコ100さん (茨城県/46歳/女性)
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