公務員も退職理由は重要ですので、慎重に。

２５歳社会人さん

お母様の病気、ご自身の体調不良と進路が重なり、難しい判断をしなくては
ならないですね。

まず、公務員への転職時の休職に関してお答えします。

民間企業からの転職は、民間への転職と同様に退職の理由や、在籍時
にどのように勤務していたかは面接のポイントです。
新卒ではありませんから、質問の内容は職務経験の中身が中心です。

前歴照会で企業に対して休職等の有無を確認することはありませんが
休職して勉強して、公務員に受かったら、復職せずに退職をするお考えでしょうか？
体調不良を治す、また、お母様の看病をするために短期の休職をして、
その後復職し、しっかり働く事が可能であれば、できれば在職のまま公務員を
受験する方法をお勧めします。

厳しい言い方かもしれませんが、休職して筆記試験の対策というのは、社会人
としての自覚、責任感の欠如と判断されるでしょう。

筆記対策は確かに大変ですが、今は筆記は足きり。（ほぼ半分）
面接は非常に倍率が高い難関です。（自治体によっては面接は数十倍）
公務員を目指すなら、面接対策までしっかり考えましょう。

民間企業の経験者は、職務で磨いたスキルや民間でなくては経験できない厳しい環境
で鍛えられた事が武器です。
休職していた事を隠す（ウソを言う）のは、面接でバレるか疑われる可能性が大きい
ですよ。
面接官は案外と敏感にウソを見抜くものなので、バレないと思ったら痛い目にあいます。

また、民間企業に転職をする場合には確かに空白期間がないほうが有利です。

さて、就業しながらの公務員受験はどうしても無理がある、とお考えなら退職して
チャレンジするという考えも妥当ではないでしょうか？

わたくしは自治体の面接官経験があり、公務員の面接対策を指導している関係上、
退職してアルバイトをしながら頑張っている方もたくさん見てきています。
退職後１年程度なら、ビジネスマン時代の経験を十分にアピール出来ますし、合格する
方も多いです。
ただし、自分で期限を決めて、１年、もしくは２年で合格するよう万全を尽くすの事が
重要です。

公務員試験は資格試験ではなく、就職ですから無職が長いと面接が厳しくなるからです。
それこそ、民間に就職しようと方向転換しても、ハードルが高くなります。

何をするにも、健康であることが一番大切な条件ですね。
お母様の看病も、自分が病気になったら出来なくなります。
まずは、体調不良を治すことを優先しましょう。