対象:インプラント・歯科口腔外科
過剰歯の抜歯の術式とその難易度
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こんにちは。つくばオーラルケアクリニックの飯田です。
過剰歯の抜歯の方法ですが、これは一言で申し上げれば、ケースバイケースです。
X線CTなどで事前に診査することになりますが、埋まっている深さや角度、過剰歯の大きさ、周囲の歯の歯根との位置関係などにより、最小のダメージで取り出せる(抜く)方向を検討します。今回は2本とのお話ですので、表側と裏側と両サイドからアプローチが必要なのかもしれません。また、手術に時間がかかりそうな場合や、局所麻酔では痛みを伴いそうな場合は、麻酔法として全身麻酔を選択した方が、息子さんが楽に手術を受けられるのではないでしょうか?
患者さんの中には、全身麻酔=危険、局所麻酔=安全と思ってらっしゃる方もおられますが、実際のところ、全身麻酔の事故件数は多くはありませんし、逆に歯科医院における局所麻酔後の死亡事例の報告は、数年前にもございました。事前にちゃんと検査して、体調全般を把握した上で行う全身麻酔管理と、問診により患者さんからの自己申告のみで行う局所麻酔では、どちらが安全なのかは難しい問題ですね。よく担当の先生と相談して治療を進めていただきたいと思います。
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評価・お礼
ひみの さん
2013/07/05 20:51
回答ありがとうございます。
全身麻酔のほうが、かえって安全なのかもしれませんね。
主治医の先生とよく相談してみます。
回答専門家
- 飯田 裕
- ( 茨城県 / 歯科医師 )
- つくばオーラルケアクリニック 開設管理者/院長
患者さんの性格や体質に合った「オーダーメイド治療」を提供
インプラント治療では、患者さんの身体的負担を軽くするため、シンプルな治療法の採用、短時間でダメージの少ない手術を実践しています。完全予約制による丁寧な診療と、近隣医療機関との緊密な連携、充実した検査体制で安全性の高い医療を提供します。
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この回答の相談
9歳の息子です。上の前歯部の1番の歯根付近に過剰歯が2本埋まっています。そのため前歯がねじれて生えています。1本は、前歯の後ろ(舌で触れる側)にあり、鼻のほうに向かって生えています。もう1本は前… [続きを読む]
ひみのさん (神奈川県/42歳/男性)
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