USPを見つけ、独自性を打ち出しましょう

はじめまして。株式会社GMCの中村と申します。
お問合せの「新サイトの名称の付け方」についてご回答しますね。

まず、USP(Unique Selling Proposition)とは、訳しますと「独自の売り」となりますでしょうか。マーケティングにおいて、オリジナリティを持っている企業は強く、特にサービスに関連する企業は、必ずUSPを保有しており、企業規模の大小は関係ありません。

簡単に申し上げますと、「○○だったら、△△だよね。」と具体的に対象顧客に、パッとイメージしてもらう必要性があります。「御社の特長は何ですか？」「同業他社と何が違うのですか？」と聞かれた時に、出来るだけ短い言葉や文章で伝え、顧客に御社のUSPを共有してもらえると、市場でのポジショニングも明確になってきます。現在、検索キーワードによる差別化が非常に難しいのですが、ネーミングを行う過程において、御社の企業価値を改めて見直すいい機会なります。

ネーミングの作業の大半は、USPに繋がるキーである「言葉」を出来るだけ沢山拾い出し、検証、消去法にてブラッシュアップしていく事につきます。
では、具体的な手順を申し上げますと、
　
1. ネーミングの為のブレない軸を作る為に、御社または社長との価値観を共有し、明確化する
2. これまでの顧客からのアンケートやヒアリングよりキーワードを拾い出し、見つける
3. 商品やサービスを見直し、収益性も考慮に入れ、市場でのオンリーワンを探す
4. 顧客目線で「わかりやすい言葉」や「文章」であるかどうかを再検証する
5. 御社の業界におけるポジショニングを明確化し、同業他社のサービス、商品、キーワードを徹底的に洗い出す
6. マーケティング戦略、SEO対策を含めた「売る仕組み」を再構築する
7. 最後にキーとなる「言葉」や「文章」を繋げていき、「○○だったら、△△だよね」とイメージ出来ているか再検証する

上記の作業中に必ず、キーとなる「言葉」が見つかり、「USP」が確立していきます。最初はピンボケしていても構いません。何十、何百、何千と「言葉」や「文章」を洗い出す作業中の過程で必ず、「ヒント」が見つかるからです。
限られた経営資源と時間やネーミング作業に携わるスタッフ人員数にもよりますが、御社が市場におけるオンリーワンを確立し、企業価値を高められる事と確信しております。

以上、ご参考になれば幸いです。