対象:ブランド戦略・ネーミング
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はじめまして。
中小企業の立ち上がったばかりの広報的セクションで働いています。
ビジュアルイメージの統一の為まずはじめに、
企業のロゴマークの使用規程を作り、使用ガイドラインを設けました。
しかし、今まで販促物・広告などは各セクションで個々に作っていた為、
ロゴマークの使用を統一しただけでは、イメージの統一にあまり影響できて
いません。
一般的な会社では
以下のような広告作成の為のガイドラインは設けられてるのでしょうか?
・企業理念の取り扱い方法
・英語表記にあたってのガイドライン
など
素人のわかり辛い質問で申し訳ありません。
具体的な希望としては
社内で各々のセクションで作られている販促物・広告に統一感をもたせる為にどのような手法があるのかご教示頂ければ幸いです。
ysatohさん ( 東京都 / 女性 / 27歳 )
回答:2件
地道な努力です。
ysatohさん、はじめまして。
ヨーク社株式会社の山本です。
VIの統一はなかなかたいへんな仕事です。
ysatohさんも気づかれているように、ロゴマークの使用規定だけでは、なかなか統一が取れないのが現状です。社内の部署間の調整が必要ですが、これも一朝一夕にできるものではありません。
ご質問の「企業理念の取り扱い」は会社によって管轄の部署がさまざまなです。主に秘書室や広報部署で管轄されていることが多いですが、販促や広告の部署との連携に手間取ることも多いようです。
「英語表記にあたってのガイドライン」も同様ですが、辞書作りからはじまって、対応語のデーターベース化をされているところが多いようです。ただ、これも徹底がたいへんな作業です。
各々のセクションで作られている販促物・広告に統一感をもたせるために、大きな会社などでは、VIの使用規定をかなり幅の狭いものにして、がんじがらめにしてしまうという手法が見られます。ここまで細かく規定しなくてもいいだろうと思えるくらいに、ギブス的に縛ってしまうことで、個々の解釈の違いや適応の甘さからくる大きなズレを押さえ込むという考え方です。それでも強い意志で牽引していかないと続けるのは難しいです。
結局は、地道に長く社内啓蒙を続けていく努力が必要になると思います。
評価・お礼
ysatohさん
やはり大手の企業さんでは、細かい規定で縛るという手段をとっているケースもあるのですね。
しかし、わが社では「ロゴ規定」だけでも大きく反響があったので、実施するのは難しそうです。
地道な努力が必要というところは、このセクションに異動になってから、感じていた部分ではあるのですが、身近に同じような立場な人がほとんどいない為、どうしても他に何か良い手(即効性のある)はないかと、考えがちになってしまっていました。
山本さんのような専門家の方に「地道な努力」が大切だとおっしゃって頂くことで、励みになり、出来ることを継続して少しずつ改善して行こうと、改めて思うことが出来ました。
お忙しい中ご回答頂き、ありがとうございました。
回答専門家
- 山本 洋二
- (大阪府 / クリエイティブディレクター)
- ヨーク社株式会社
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基本的な規程作りをそのままお進めください。
有限会社プレゼントの川中と申します。質問拝見しました。
ビジュアルイメージの統一という側面からみた場合、「企業理念の取り扱い方法」とは「企業スローガンの取り扱い方法」と捉えてよいでしょうか(Ex.味の素でいう『あしたのもと』のような表現です)。
その意味で言えば、大手企業では設けられています。既に作成されたロゴマークの使用ガイドラインに、企業スローガンの表現と位置指定などを追加されてはいかがですか。
次に、これもビジュアルイメージの統一という側面からみた場合、「英語表記にあたってのガイドライン」とは「英文社名のガイドライン」と捉えてよいでしょうか。
その意味で言えば、こちらも大手企業では設けられています。英文ロゴ(書体)を指定し、文章中で使用する際の英文社名の書体規程も設けられた方がよいでしょう。
最後に「社内で各々のセクションで作られている販促物・広告の統一感」ですが、商品カタログやリーフレット用に共通のデザインフォーマット(基本デザインとロゴ・企業スローガンの位置指定)を作成し、社内の担当部署に配布されるのが第一歩かと思います。ただ、事前に代表者による委員会を設置し合意形成を経たうえで進められた方が円滑に運ぶかと想像します。
当社はコピーライター事務所でデザインは専門外ですが、セクション毎にバラバラな情報発信はまだ見られますし、用字用語の統一に至っては(私の知る限り)大手企業でも全てが徹底されているとはとても言えない状況です。
以上、専門外の領域ではございますが、ご質問の内容確認の意味もこめて分かる範囲で述べさせていただきました。
評価・お礼
ysatohさん
>大手企業でも全てが徹底されているとはとても言えない状況です。
確かに、大手企業を含めた他社さんもすべて整っているわけではないと思っておりましたが、つい、自社が遅れている気になり、あせっていた部分もございます。
おっしゃる通り、「企業理念の取り扱い方法」は「企業スローガンの取り扱い方法」を指します。
ロゴ使用ガイドラインに企業スローガンの表現と位置指定を追加するなど、具体的な手法をご提案頂き、大変参考になりました。
また、関連部署との関わりについてもさらに、意識してゆっくりでも円滑に進めていけるよう考えてみようと思います。
お忙しいなかご回答頂き、ありがとうございました。
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