対象:住宅資金・住宅ローン
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あくまでライフプランを主体に考えましょう
サリュー様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、住宅ローン控除の状況にもよりますが、一般論として、手元資金に余裕がある場合は、繰上げ返済を行うのが有利といわれています。
変動金利でローンを組み、仮に、手元資金を預貯金のみで運用する場合は、あればあるだけ繰上げ返済に充てた方が有利という計算になります。
ノーリスクで、浮く利息分お得になります。
ただし、繰上げ返済は、あくまでライフプランを主体に考えるべきだと私は思います。
例えば、すべての手元資金を住宅ローンの繰上げ返済に充てたあとに、教育資金が足りない、新車が欲しい、投資をしたい、事業を始めたい、大病を患った、といった展開になった時に、また改めて、住宅ローンよりも何倍も高い金利でお金を借りなければならなくなるかもしれません。
この点が、落とし穴です。
たくさん繰上げ返済をすれば、その分、老後資金に余裕が出ますが、今の生活にギリギリ感が出てしまっては、何のための繰上げ返済かよく分かりません。
繰上げ返済は、一見、お得感がありますが、若い頃に使えるお金の価値と、老後のお金の価値は、本当に同じなのかという点も考慮してください。
住宅ローンは、上手く利用することで、人生を豊かにできるツールですから、あくまでライフプランを主体にバランス感覚のある返済計画を立てた方がよいと思います。
実際、過大な繰上げ返済を後悔する方はいます。
なお、1~4に関しては、夫のローンを妻の資金で返済すると、贈与税に関係してきますので、その点は、注意してください。
以上、ご参考になれば幸いです。
補足
文面を読み違えていましたが、妻のローンを夫の資金で返済する場合も同様に贈与税に関係します。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
共働きで家を購入し夫、妻どちらも住宅ローンを組んでおります。(7年目)今回ある程度貯蓄ができたので妻方のローンを繰り上げようとおもっています。残債は当然私(夫)が多く妻は少ないです。ふん… [続きを読む]
サリューさん (岩手県/42歳/男性)
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