対象:住宅資金・住宅ローン
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いくつかの選択肢について
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kanaoko様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
繰上げ返済をすべきかどうかで迷われているのですね。
まず、基本的な考え方として、もし何もせずに、銀行預金に寝かせておくだけであれば、年0.975%の他に、団信や保証料も発生しているでしょうから、住宅ローン控除を加味しても、負担がある場合は、車購入資金を残して、繰上げ返済に充てるのも、ひとつの考え方です。
但し、一般の個人が、年0.975%のような超低金利で、お金を借りられるのは、住宅ローンだけなので、いったん繰上げ返済してしまうと、超低金利で借り直すことが難しくなります。
なので、超低金利でお金を借りながら、手持ち資金で何かをしたい、例えば、副業や投資などにも使いたいといった場合は、また別の考え方になります。
ただ、現在の日本は、極端にリスクを嫌う社会になってしまったので、お金を借りて、副業や投資などに使う、という発想は、一般的ではないかもしれませんね。
おそらく、kanaokoさんもこの考え方には、馴染まないと思います。
話は、少しそれますが、実は、そのことも、日本で超低金利が生じている理由のひとつです。
リスク回避の資金がどんどん日本国債に集まるため、日本政府は、高い金利を払わなくても、資金調達ができるわけです。
ただ、今や日本政府の借金は、膨らみ過ぎて、1000兆円になろうとしています。
1000兆円とは、1000万円の1億倍の金額です。
これは、さすがに危険な水準で、ある段階で、貸し手が、資金を引き揚げて、投資先を他に移してしまうのではないか、と懸念されています。
万一、国内の金融機関など、資金の貸し手が、一斉に資金を引き揚げてしまうと、長期金利上昇、インフレに向かう可能性があります。
仮にインフレが発生した場合は、インフレを抑えるために、短期金利を引き上げるのが、一般的な金融政策になりますので、変動金利も、年0.975%から上昇していく可能性があります。
金利の上昇を見て、住宅ローンを変動から固定に変えるのでは、間に合わないので、その点は、注意です。
多少コストは掛かりますが、お書き頂いた他にも、固定金利への借り換えという選択肢があるはずなので、ライフプランと合わせて、総合的に考えてみてください。
以上、ご参考にしていただけると幸いです。
評価・お礼
kanaoko さん
2012/02/12 22:36
早急なご回答ありがとうございます。
固定金利への借り換え等、違う視点からのアドバイスを
いただき、大変勉強になりました。
ありがとうございました。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
初めて質問します。宜しくお願いいたします。
2010年3月、結婚を機に新築マンションを購入しました。
結婚式が同年9月に控えておりましたので、頭金約100万(諸費用等別途一括払)で購入し… [続きを読む]
kanaokoさん (兵庫県/26歳/女性)
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