対象:キャリアプラン
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市村 光之
キャリアカウンセラー
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存分悩む。決断したら後悔しない。キャリアを築く鉄則です。
初めまして。キャリアリーブスの市村と申します。
仕事の遣り甲斐と結婚との狭間で、さらに前職の呪縛のなかで、悩んでいらっしゃるようですね。私もかつて、大企業を辞め、貯金と退職金をすべて叩いて留学した身です。当時、一生安泰と言われていた企業を退職しましたので、田舎の母親からは「犯罪者の親になった心境だ」と言われたものでした。帰国するときは30代半ばにして無一文、学位が取れなかったら自分の社会人人生は終わる、という恐怖心に苛まれながら大学院で学んできました。その時の体験も含めてお話しさせていただきます。
あなたは海外と係れる仕事がしたいという思いと将来の結婚とを考え、悩んだ末に大企業というステータスを捨て留学に踏み切りました。まずは、その決断と行動に誇りをもってください。大きなリスクを取って、一歩、未知の世界に跳び出せたのです。多くの人は思ってもしり込みしてできないことを、bebiha160さんは今、まさに実行しているのです。
それが妥当な選択だったかどうか、を考えてもせん無いことです。前職に留まることで得られるものやそこで約束された社会人人生と、留学して得られるものやそこから拓ける社会人人生との質が異なるだけのことで、優劣はないと思うのです。過去は変えられません。後悔なんて、あなたがおっしゃるように、気持ちが後ろ向きになるだけ。するだけ無駄ですよ。
bebiha160さんは、勇気をもって後者を選んだではないですか。この留学を通じてあなたが得たことを大切にしていただきたいです。異国の社会でいろいろな人と巡り合い、刺激を受け合い、日本に、または辞めた大企業に踏みとどまっていては得られないさまざまなことを体験し、考え、身に着けてきたはずです。
その結果が「彼に合わせた再就職、など考えられなくなった自分がいます。前職の様な規模の会社でバリバリ働きたい」という意志なのではないでしょうか。もしそれが、オファーをいただいた米国企業で実現できそうなのであれば、そのチャンスを掴んでください。
補足
「米国企業で就業せず、最速で日本へ帰国するのが日本でキャリアを築くのにはベストですか」との問いがありますが、どこの企業に就職するかは、さして問題ではないように思います。要は、その仕事を通じてあなたがどのような価値を提供し、スキルを身に着けるかの問題です。米国企業がそのための環境としてベターとお考えならそうすればよいことです。
ビジネス世界も、会社も、人の心も、先がどうなるかは、誰にもわかりません。考えるべきことは、今、ここにいる、その持ち場で自分として最善の努力をすることです。それをしていれば、いつかまた、新しい道が拓けます。「キャリアを築く」とは、そのようなことと、私は自分自身の体験から考えています。
結婚生活は、二人の、そして将来増えるであろう子供と共に歩む人生であり、それぞれ個別の人生でもあります。一方が他方に多くを合わせる共同生活もあれば、共有できる部分を信じてそれぞれに歩む共同生活もあるのではないでしょうか。
ご自分の正直な気持ちを整理し、結婚を考えていらっしゃるパートナーの方ともう一度話し合ってください。よりよい共同の形が見つかるかもしれませんし、結婚のことは諦めることになるかもしれません。どちらにせよ、それもあなたが選ぶ人生です。
決断するまでは、思う存分悩む。選んだら後ろを振り返らない、後悔しない。
キャリアを築く、ひいては人生の鉄則です。
人生は必然的偶然の産物です。
私のホームページにあります、以下のコラム「自分史を振り返る」もご参照ください。
http://careerleaves.com/lab/2/1/
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この回答の相談
大手企業(世界ランクに入る規模の会社です)を退職し、現在海外留学をしています。結論から言うと、退職した事をとても後悔しています。どうすれば、前向きな気持… [続きを読む]
bebiha160さん (東京都/29歳/女性)
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