対象:新築工事・施工
田中 伸裕
建築家
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断熱はトータルで考える必要があります
こんにちは。yumakimakiさん
「ロックウール厚さ5ミリ」というのが50mmの間違いではないですか?
「フォームスチレン25ミリ」の種別が不明である為、予想として
気密住宅であるとすると、新省エネ基準(等級3)
気密住宅で無いとすると、旧省エネ基準(等級2)程度の住宅になると思われます。
等級3又は等級2を満たす住宅で良いと考えると、断熱材は足りていると言えるでしょう。
同じ気温でも、人それぞれ暑い寒いと感じるので、
yumakimakiさんにとって暑いか寒いかは判断しかねますが
私は最低限、次世代省エネ(等級4)を満たす仕様で設計しています。
そのことから考えるとかなり不足していると言えます。
EUなどのヨーロッパ諸国では、日本の次世代省エネ基準よりさらに厳しい基準が定められています。
何年か後には、日本でもさらに厳しい基準が定められると予測されます。
次世代省エネを満たすための断熱材の厚さは、先の回答者さんが回答されているので省きます。
その他には、Q値(熱損失係数)を計算して断熱材の厚さを決める方法もあります。
住宅の断熱は、
断熱材単体だけではなく、防湿・透湿・通気・気流・開口部などをトータルで考える必要があります。
すべてにおいて良い断熱材があれば断熱材はその1種類あれば良いのでしょうが
どの断熱材も一長一短があるので、担当されている設計者と話合うと良いと思います。
私個人としては、セルロースファイバーが気に入っているのですが
ロックウールと比べるとコスト的に1.5倍くらいになってしまいます。
南側の天窓から入ってくる太陽熱で室内は暑くなるので
断熱性能を高めれば高めるほど温まった空気が逃げにくくなります。
冬場は良いでしょうが、夏場はかなりしんどいものになります。
大阪であれば、天窓に関しては冬場のことを考えるのではなく
夏場の太陽熱を遮る工夫の方が必要だと思われます。
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