住宅ローンについて

リック２０１１さんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『上記のような年齢的、手持ち資金不足でも住宅ローンは組めるのでしょうか？』につきまして、

住宅ローンを組む場合には、
つぎの項目を中心に住宅ローンの審査を受けることになります。
１．収入面
２．健康状態
３．勤務先
４．借り入れ状況
などとなります。

収入面の審査に当たって、自営業の場合には通常は過去３年分の確定申告を、
住宅ローンを申し込んでいる金融機関に提出することになります。

万が一、適切に確定申告を行っていない場合、
過去３年分の修正申告をする必要があります。

融資を希望している金融機関では、
収入金額に占める住宅ローンの負担割合などを審査することになります。

健康状態につきましては、
民間の金融機関の住宅ローンを利用する場合、
団体信用生命保険への加入が住宅ローン融資の条件となります。

尚、団体信用生命保険への加入が難しい場合、
フラット３５などを利用する方法もありますが、
お付き合いをされている方の場合、
保険の積み立ても行っていますので、
フラット３５の方が融資を受けられる可能性が高いかも知れません。

勤務先につきまして、自営業の場合には経営している会社そのものの現在経営状態、
将来の見込みなどを金融機関から審査されることになると思われます。

借り入れ金の状況につきましては、
現在他に借り入れ金があるかどうかを調べられることになります。

他に借り入れ金がある場合には、
借り入れ金も含めて住宅ローンの審査を受けることになりますので、
もし、借り入れ金あるようでしたら、
住宅ローン審査を受ける前に完済しておくことをお勧めします。

また、過去の遅延や延滞の状況につきましても、
個人の信用情報を照会されることになります。

尚、リック２０１１さんのご両親との同居はいかがなものかと思いますが、
住宅ローンにつきましては、
一旦組んでしまうと収入が減って返済が苦しくなっても、
融資先の金融機関は返済を待ってはくれませんので、
収入に応じて引越することで対処できる、
賃貸も合わせてご検討されてはいかがでしょうか。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄