対象:新築工事・施工
柏倉 智弘
工務店
1
契約内容をしっかり詰めること、工期にゆとりをもつこと
- (
- 5.0
- )
工事をする立場の者として言わせていただけば、冬場に工事があることはありがたいことです。
住宅関係の工事は、冬場は寒さのためにお客様が工事をしたがらないのです。特にリフォーム工事などは。
新築工事に関して言えば、お客様の生活には支障がないのでそんなに敬遠しなくても良いかと思います。
私の父親の世代には、冬の寒さも現代より厳しかったためコンクリートが固まる前に凍結して強度が出なかったなどの不都合があったと聞いていますが、現在はそうした事がないように工事側も対策を取って工事をします。地元の工務店さんであればそうしたことは織り込み済みと思います。
工事品質が気になるのであれば、その工務店さんが冬場に施工した住宅を訪問して入居者の方に聞いてみることも一つの方法かもしれません。
工事量があまりない時期(季節)は、職人さん達も他の現場のことを考えずそちらの工事にじっくり取り組んでくれるように思います。
これからのスケジュールを考えますと、契約がいつになるのか、建築確認などの申請はその後であるとすると実際の着工がいつ出来るのかが気になります。
それと契約に際しては、なるべく不確実な項目を残さないで契約することがその後のトラブルを回避することになりますし、工事を円滑に進めるためにも重要です。具体的には明確な図面とその工事明細を契約書に添付することです。不確定な部分を残さざるを得ないのであれば、なにが不確定なのか、いつ決定するのかも書面に残してください。
建築確認以外に申請業務があると(例えば長期優良住宅やフラット35等)着工が11月末頃になることもあり得るとおもいます。
こうした連絡をまめにいただくようお願いして、竣工時期については契約書よりも遅れることは想定しておいたほうが良いと思います。
工務店さんを信頼していただきたいとは思いますが、工事期間中にはいろいろなことが起こりえます。
施主様と施工側が二人三脚で乗り切っていただければ良い家が完成することと思いますよ。
補足
注文住宅をお考えでご相談者以外にこの文章を読んでいる方がいらっしゃるのであればアドバイスを二つ。
入居時期(引き渡し時期)の希望は、商談の当初から施工者へはっきり伝えておいてください。
その上で、工事期間から逆算して着工時期、契約時期、間取り・見積の検討時間を見積もってから計画をスタートしてください。
入居時期の1年前に、計画をスタートしてください。検討期間(間取り・見積・ローン等)3~6ヶ月、契約後申請や工事に半年くらいの時間を当てておいてください。
評価・お礼
choCola@ さん
2010/11/02 23:53
さっそくの御回答、ありがとうございました。
地元工務店で冬工事の経験も多そうで、足場に雪がたまらないような工夫などの説明もいただいてました。
また、やはり冬ということで、価格も低くしていただいているようです。
契約については、施主支給したい部分もあるため、割と細かいところまで打ち合わせしていた(クロスやコンセントなどはまだこれからですが)ので、意外と始まってしまえばスムーズかと思うのですが…。
いろいろと参考になりました。
主人と相談して決めたいと思います。
柏倉 智弘
2010/11/05 13:36
評価をいただき有難うございます。
そこまですでに打合せなさっているのであれば大丈夫ですね。
ご主人が納得してくださると良いですね。
「家はまだ建てなくて良いんだ」なんて言っていた人でも工事が始まってしまうと、早く新しい家に住みたいなあと思うもののようです。家づくりが成功しますようご祈念いたします。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
お世話になります。
現在一戸建て新築を検討中の者です(北東北在住)。
夏頃から打合せを重ね、間取りやら見積もりやらで時間がかかり、ようやくまとまってきたのでそろそろ契約を、という運びになってい… [続きを読む]
choCola@さん (青森県/38歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A