対象:転職・就職
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松尾 一廣
キャリアカウンセラー
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いろんな経験が生かせる有能なタイプの方には・・・
海外留学も含め、有名難関大学と言われる方々の相談が私のところにも意外と多くいらっしゃいます。何かができないというのではなく、やれば何でもできるという方たちです。一つの例として、大学院理工系をご卒業後、当初は大手家電メーカーの研究所に入られたのですが、その後、ほぼ2年区切りで、会社を変わられ、翻訳(英語、フランス語)、工業製品設計デザイン、システムエンジニアとやってこられ、どこでも一定の実績をあげ、周囲からも高い評価を受けてこられた方がいらっさいました。でも、その人は「すぐ、飽きてしまう。もっといろんなことをしてみたいと思ってしまう」とおっしゃって私のところに相談に見えました。いろんな話をしているうち、経営分析などにも興味を持っておられるとのことでしたので、その話を深めていくと、その方は「課題があって、その解決に向かう」ことに熱中するという性格が見えてきました。最終的には、その方は総合コンサルタント会社で海外とも関係深い分野の研究員として転職されました。そのほか、検討されたのは、ジャーナリズムや大学の教職分野もありました。共通して言えるのは、自分で何かを調べたり研究したりして、それを別の形に変換して世の中に役に立つものを提供することで、自分の存在理由を見出そうという職業への価値観を持っておられることでした。
ご質問の方とはタイプは違うかもしれませんが、能力が高い方は単に何できるか、ということを考えるのではなく、ご自身の心のなかの深い部分で納得感のあるお仕事を目指すことを考えることが大切という感想を持っています。一度に、最終目標に達しなくても、途中のいろんな経験がその目標に栄養を与えてくれることも踏まえてお考えになったらいいでしょう。その意味で、いますぐ一生を決定ずける就職を必ずしも考えなくてもいいかもしれません。いろんな経験が栄養になるのですから。職業世界に飛び込んでから考えるというやり方もあるでしょう。
問題は、自分の心のなかでどんなこだわりがあるのか、価値観をもっているのかの見つけ方です。周囲のアドバイスに耳を傾けるのも一つの方法ですが、キャリアの専門家とさまざまに話し合ううち、自分の方向性が輪郭をもって見えてくることもあるでしょう。一度、専門家とそのあたり、意見交換しながら、深めてみられてはいかがでしょう。
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こんばんは。私は現在慶應義塾大学商学部二年に在籍する男子学生です。
今日のお願いは、現在の私の進路の延長上で(理系の分野・専門学校で学ぶ必要のある分野以外)で、私の進路の可能性となるも… [続きを読む]
kittoさん (東京都/21歳/男性)
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