感じたのはバブル期を彷彿させるような雰囲気・・・。
たくさんの参加企業数。ブースの派手な飾りつけと、多くの社員を動員してナンパのように学生に声をかけている。会場内では就職ノウハウセミナーなどが開催され、ブースを訪問するとプレゼントの抽選券がもらえる。会場内はドリンク飲み放題など、主催者も学生動員のために様々な企画をしている、等・・・。
これって、学生を勘違いさせてしまったり、冷静に考えさせる機会を奪うから良くないね、と話していたことではなかったでしょうか。やはり需給バランスが崩れると同じ事を繰り返してしまうのでしょうか。
もちろん過去を教訓にして、学生の親身になって良識ある採用活動をしている企業はたくさんありますし、雰囲気に振り回されずに活動している学生さんもたくさんいると思いますが、流されてしまう人が増える危険が高まるのも事実。
できるだけ多くの人が自分に合った仕事にめぐり合える、企業にとっても学生にとっても良い就職活動になることを願って止みません。“やる気”を持って仕事に取り組むためにも・・・。
このコラムの執筆専門家
- 小笠原 隆夫
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- ユニティ・サポート 代表
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。
組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。
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