ISOをやめた理由 - ISO・規格認証の戦略と活用 - 専門家プロファイル

人見 隆之
ISOマネジメント研究所 所長
ISOコンサルタント

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対象:ISO・規格認証

人見 隆之
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(ISOコンサルタント)
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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先日、ISO9001を取得していた企業の方から、
ISOをやめた理由について聞きました。

その方はこういいました。

会社の業績低迷の中、
業務に負担がかかるばかりで、メリットがなかった、と。

確かに、リーマンショック後、景気の低迷にあって、
ISOなんかやってられないと思ってやめた会社もあります。

いろいろな方から話をお聞きしますと、
業務に負担になるのがISOだと思っておられる方が
多いようです。

しかし、本来、ISOは負担になることは
要求していませんし、ましてや形式的なことを
要求するものではありません。

ISOは「何をやるか」は規定していますが、
「どのようにやるか」は規定していません。


たとえば、ISO9001(品質マネジメントの規格)では、
規格の背景に、いかに顧客満足を実現していくか、
があります。これは、むしろ景気や業績が思わしくないので
あればこそ、ISOというツールを使って、顧客のニーズを見直し、
受注に結びつけていくやり方を考える、ということができます。

さらに、ISO14001(環境マネジメントの規格)では、
文字通りの環境管理だけにとらわれず、業務全体の管理と
捉え、積極的に業務改善を行い、結果的に環境改善に貢献する
というアプローチもできます。

最近では、以前と比べ、ISOの取得に時間をかける企業は
少なく、なるべく早く、手軽にとりたいとう会社が多いようです。

そういうこともあるせいか、
ISOの理解も中途半端という会社が多いように感じます。

企業側が業務に負担になるのがISOと思ってしまうのは、
企業側だけの責任ではなく、ISOの仕組み構築を支援した
コンサルタントや毎年審査を実施する審査機関(審査員)側にも
責任があると思います。

もちろん、ISOは万能の管理ツールではありませんから、
ISOは必要ないという会社もあると思います。

いずれにせよ、一番不幸なのは、
無駄な労力を払って、業務に関係ない書類作りをし、
審査の度に取り繕って対応しなければならない現場担当者です。



ISOマネジメント研究所

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