- 人見 隆之
- ISOマネジメント研究所 所長
- ISOコンサルタント
対象:ISO・規格認証
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
先日、ある研修会社が配付している冊子の記事にこんなことが
書いてありました。
「ISOの認証を取得したはいいが、ISOの手順通り仕事を
行うと納品が遅くなる、ルールにこだわるより、お客様
の要望と満足を優先する」と。
コンサル現場において、私が何度も申し上げていることですが、
ISO(ISO9001)は、お客様の要望を満たし、お客様の満足を向上
させていくことを目的としています。
よって、
ISOは手段については、あれこれいっていませんし、
ルールにこだわれ、という要求もありません。
つまり、
自社のルールは、自社にあったルールを決めることが
原則であり、その具体的なルールを決める基準は、
・顧客や法令、自社などの要求に応えること
・顧客満足の最大化に努めること
ということにあります。
実際、ISO9001の規格の序文には、こう書かれています。
・この規格は、品質マネジメントシステムの構造の画一化又は
文書の画一化を意図していない
・この規格は、顧客要求事項を満たすことによって顧客満足
を向上させるために、品質マネジメントシステムを構築し、
実施する
このようなISOの意図や目的がうまく伝わっていないことは残念です。
さらに、もっと残念なのが、本末転倒してISOを運用している会社が
かなり多いという現状です。
ここに、まだまだ私が頑張らなければいけない理由があります。
~ISO運用支援専門コンサル~
ISOマネジメント研究所
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