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「世界経済、下方修正へ」

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こんにちは!

 

さて、48年ぶりに日本で開催されている国際通貨基金(IMF)と世界銀行総会ですが、IMFは9日に、2012年から13年にかけての世界経済見通しを発表しました。

 

今回は7月時点の世界経済の見通しから、0.2%下方修正し、3.3%の成長率としています。

 

また、主要国(地域)の2012年の経済見通しは以下の通りです。

 

       今回  前回との修正幅

世界    3.3%  -0.2%

日本    2.2%  -0.2%

米国    2.2%    0.1%

英国   -0.4%  -0.6%

ユーロ圏 -0.4% -0.1%

中国    7.8%  -0.2%

ブラジル  1.5%  -1.0%

インド    4.9%  -1.3%

ロシア   3.7%  -0.3%

 

上記をみると、わずかながら、薄日が見えてきた米国が上方修正となっていますが、それ以外は、全て下方修正となっています。

 

特に、世界経済の牽引役として期待されていた中国を始めとする新興国の経済減速が、世界経済へ与える影響が大きくなっていることが伺えます。

 

また、IMFの声明においては、

「財政再建が需要を減らしており、欧州を中心に金融システムが不安定になっている」

と指摘しています。

 

先進国では、各国が量的緩和策を継続していますが、その資金が景気浮揚に活かせず、銀行による国債購入を助長する形となっています。

 

その結果、大量に国債を保有する銀行経営のリスクが増大しているのが現状です。

 

当面はユーロ圏が「世界経済最大のリスク」ではありますが、年明けには米国も減税の失効、歳出削減が始まる「財政の崖」への対応問題があり、そして中期的には日本の財政悪化に歯止めがかからないことから、本格的に経済が上向くには、まだまだ長い道のりが必要ではないかとは思われます。

 

まずは、日本は自国の経済対策に本腰を入れ、そして個人は意識を高く持って、自分の“強み”で勝負していくしかありません。

 

「日本が世界経済のけん引役になる」

と言った気概を持って、前進していきたいですね。

 

それでは、今週末も穏やかな日々となりますように!

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