- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
03-5803-2500
対象:お金と資産の運用
さらに、より「投資価値」を理解するために、先ほどのバブル期から現在に至る
平均投資収益率で見てみると、
およそ
日本 −2%
北米 10%
欧州地域 6%
新興地域 12%
となっています。
日本への投資が、圧倒的に“投資効率”が悪いことがわかるのではないでしょうか。
さて、ここで何が言いたいのか!?
一般的に、日本の年金などの運用比率は、国内株60−70%に対して、
外国株が30−40%程度の運用となっています。
しかし、上記の数値を見ても、それが“投資効率上”合理的でないのは、
明らかなことです。
これは、日本国内だけではなく、世界中のマーケットでも同じような傾向が
見られます。
つまり「自国のマーケットへの投資配分を多くしてしまう」、
このことを「ホームカントリー・バイアス」と呼びます。
自分の国の企業、しかも自国通貨で投資ができ、自国の繁栄につながる
可能性もある。。。
確かに、多く配分しやすくなるのは理解できます。
しかし、その“想い”は、必ずしも合理的な「投資配分」にはなっていない
という点を、よく考える必要があります。
どうでしょう!?
皆さんも、ご自身の「ポートフォリオ」や資金配分を一度再点検してみてください。
「日本」への投資比率が、高いことに気づくはずです。
しかしながら、「資産運用」や「国際分散投資」を、“投資効率”の観点から
合理的にみた場合、そのような配分が必ずしも正しくないことをご理解いただき
たいのです。
上記の国内外の株式・債券への単純な4分割の投資方法が、“幻想”で
あることが、より鮮明になったのではないでしょうか。
(続く)
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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