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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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サラサラ血液&スベスベ血管で病気知らずの身体を得る秘訣(8)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・油の選び方と使い方にも工夫が求められます。一般的な植物油脂はリノール酸が主体で、これが過剰になるとアラキドン酸の産生を通して動脈硬化や炎症、アレルギーの引き金になります。逆にこれを抑制する油脂としては、上述の魚類に多いEPAやDHAの他に、αリノレン酸を豊富に含むシソ油(エゴマ油)やアマニ油が挙げられます。これは常温で用いるという条件付きですが、動脈硬化を抑制する優れた油脂です。

 

一般に出回っている油の中ではオリーブ油がお勧めです。オリーブ油はオレイン酸が豊富で、αリノレン酸に次いで動脈硬化を抑制する効果がみられます。シソ油などと違い、加熱しても使用できます。南イタリアやギリシャなど地中海沿岸地帯では、他の欧州諸国に比べて心筋梗塞など血管由来の病気が少ないという統計がありますが、その理由の一つとしてオリーブ油をたっぷり使用している、ということが指摘されています。

 

動脈硬化を抑制するという目的からは「減塩」も大切な取り組みです。一昔前の東北地方などで顕著だったように、塩分の摂り過ぎは高血圧の原因となり、動脈硬化を促進する強力な要因となります。塩分の取り過ぎは高血圧や血管性の病気の引き金となるだけでなく、腎臓病や胃ガンなどの原因ともなります。全般的な健康増進を考えるならば、塩分はできるだけ控えることが是非とも必要になります。

 

減塩するための工夫としては、調理の際に食塩の使用を少なくすること、だし汁や酢、柑橘類、香辛料などを活用して味付けに幅を持たせること、かけ醤油や付け醤油を減らすこと、などが挙げられます。濃い味付けに慣れた人でも、2~3週間もあれば薄味に慣れてくるはずです。また野菜や果物などカリウムの豊富な食材をたくさん食べることで、塩分に含まれるナトリウムを排出することが可能です。

 

お酒などの嗜好品に関してはどうでしょうか。例えば赤ワインに含まれるポリフェノールが動脈硬化を抑制し、血圧を下げるとされています。昔から「酒は百薬の長」などと言われたものです。しかしながら血管に良い作用をするのはワイングラス1~2杯くらいまでで、それを超えるとむしろ血圧を上げ、活性酸素を産生して血管を痛めてしまいます。お酒はほどほどが大事で、飲み過ぎるとやはり体にはよくないのです。

 

タバコに関してはアルコールと異なり、全く利点を認めることができません。タバコには200種類以上もの有害物質が含まれており、その多くが発ガン物質です。そして大半が活性酸素を産生するように働き、血管を痛めつけます。実際に喫煙者は非喫煙者に比べて、心疾患にかかる割合は2~3倍にものぼります。動脈硬化に起因する血管の病気にかかりたくなければ、今すぐにでも禁煙に取り組むべきです・・(続く)

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