- 藤島 淑子
- 株式会社インディプロス 代表取締役/コンサルタント
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
ニーズがとっても増えています。
かつてはあたり前のように行われていた組織内のコミュニケーションや
部下育成が十分行われなくなり、若手社員の成長を支援する基盤が
弱くなってきた・・・という危機感が強くなってきたのだと思います。
でも、「OJT」って、いったい何を教育することなのでしょう?
変化が激しく、また、個々の業務の内容が複雑になった今、
細かな業務知識やスキルの一つひとつを上司が部下に教えているのでは、
時間と体力がいくらあっても足りません。
だから今の時代、OJTで行うべきことというのは、以前とちょっと
変わってきているのではないかな、と思います。
OJTで行うべきこと・・・それは、一つひとつを手取り足取り教えること
ではなく、部下が「自分で育とうとする」マインドを醸成すること、
そして、そのようなマインドが育つ環境や風土を作ることだと思います。
だから、上司の立場にいる人も、
「時間をかけて、じっくり一人ひとりに教育しなくては・・・」
と、そんなに深刻に構える必要はないと思います。
部下が「自分で育つ」ために必要な組織文化はどのようなものか、
を考え、その雰囲気や風土を醸成するために、日常のちょっとした
ことからでも、出来ることから手をつければよいと思います。
そのポイントは、
1)組織として何を大事にしたいか、というポイントを絞ること
2)シンプルなキーワードを設定すること
3)そのキーワードを繰り返すこと
非常にシンプルです。
上司や先輩という立場の人にとって、OJTの責任はいつになっても
消えることはありません。
だから、「今の自分が、今の組織でできることは何か」を考え、
少しでも行動を起こしてみてはいかがでしょうか。
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