認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(3) - 疲れやすさ - 専門家プロファイル

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認知症なんか怖くない!脳と体を鍛え「健康に老いる」には(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・認知症は進行性の病気で、時間の経過とともに症状が重くなっていきます。アルツハイマー病の場合、初期には記憶障害が主としてみられます。もの忘れが激しくなる、時間や食べたもの、人の名前や顔が分からなくなる、などの健忘症状で、お金の管理ができなくなります。また不安や焦燥、抑うつ気分、怒りっぽくなる、などの精神症状が加わります。この初期の段階で有効な手を打てば、軽症で済むかもしれません。

 

中期の段階では記憶障害が進行し、周囲の状況が把握できなくなります。徘徊、暴言、暴力行為、妄想、性的問題行動、不潔行為などがみられ、言葉が出てこなくなって会話が成立せず、洋服が着られない、などの事態も発生します。そのため日常生活にかなりの支障を来たすようになり、家族やヘルパーによる介護が必要になります。但しこの段階では、適切な介護によってある程度の快適な生活が可能です。

 

さらに進行して末期の状態に至ると、記憶障害が進んで家族の顔もわからなくなってしまいます。会話が不可能のためコミュニケーションが取れなくなり、呼びかけにも反応しなくなって、寝たきりまたはそれに近い状態になります。さらには咀嚼や嚥下が困難となり、食事が摂れなくなります。そうすると経鼻栄養や胃瘻造設を余儀なくされ、介護側としてはたいへんな負担となってしまいます。

 

認知症の症状は実に多彩です。中核症状は記憶障害ですが、特徴としては、昔のことはよく憶えているのに、少し前にあった出来事は忘れてしまうということがあります。これは新しい記憶を一時的に保存する「海馬」という部位の萎縮がとりわけ高度のため、新しいことを記憶することが困難なのです。何十年も前のことは憶えている一方で、ほんの5分前に食べた物のことを忘れてしまう、ということが少なくありません。

 

それと並んで空間的な認識ができなくなるために、自宅の近くでも簡単に迷子になってしまいます。その結果、外出したまま帰らず外を徘徊することになります。また使い慣れていた道具を使えなくなる、言葉が出て来ずに「あれが」「これが」などの単語が多くなる、といったことも起こります。一方では作業の段取りが出来なくなり、女性の場合などは炊事や洗濯などの家事が困難になることもしばしばみられます。

 

さらに周辺症状として、家族や介護者などに乱暴を働く、暴言を吐くなどの異常行動が、家族などから叱られた時などにみられます。思い込みが強くなると妄想や幻覚などが発生します。「お金を盗まれた」とか「お膳を下げられた」などの被害妄想がよく聞かれます。介護者を悩ませることの一つに「昼夜逆転」があります。日中はおとなしいのに、夜間に覚醒していて大声を上げる、頻繁に介護者を呼ぶ、などの行為がみられます・・(続く)

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