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食物アレルギーが原因で「ウツ」に!?体と心の不調に隠された原因が・・

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(続き)・・朝晩を中心に寒さが厳しくなり、西日本や東日本でも初雪の便りが聞かれるようになりました。例年よりも早い冬の訪れのようですね。皆さまの地域では、寒さや雪はいかがでしょうか。

寒さが強まるとともに、風邪がまさに猛威を振るっています。蒲田よしのクリニックにも、風邪をひいて来院される方が後を絶ちません。東京などで今はやっている風邪の特徴としては、高熱は出ないものの、咳やのどの痛みがしつこく続く、という点が挙げられます。中には10日間も治らずに風邪をひき続けている方もいらっしゃいます。

一般的な風邪とともに、胃腸炎も徐々に流行り始めています。腹痛や下痢、食欲不振などに襲われ、ひどいと脱水に陥り点滴が必要となる場合もあります。一部にノロウイルスの関与もあるようです。またインフルエンザの流行はまだ本格的ではないものの、地域によっては流行の兆しが現れてきています。

 

風邪やインフルエンザの流行の際には、毎年のように感じるのですが、風邪やインフルエンザによくかかる人と、滅多にかからない人がいるものです。すなわちワクチンを打ったことがないのに一度もインフルエンザにかかったことがない人がいる一方で、毎年ワクチンを打っているのに毎年のようにかかってしまう人がいるのです。なぜこのような個人差が生じるのでしょうか。

それは一つには、その人の持つ「免疫力」の強さによると考えられます。風邪をひくと我々の多くは風邪薬をのみますが、これは風邪を治している訳ではなく、風邪による発熱や咳などの症状を抑えているに過ぎません。風邪を本当の意味で治しているのは、我々が本来持っている免疫力、言い方を換えると「自然治癒力」なのです。

 

それでは、そのような免疫力、自然治癒力を向上させ、風邪をひかない体に変えていくには、どのようにすれば良いのでしょうか。それには様々な方法がありますが、最も基本的な方法としては「食事」が挙げられます。多様な食材をバランスよく食べることが大切ですが、とりわけお勧めしたいのが新鮮な旬の「野菜」と「果物」です。

今はまさに冬野菜と冬の果物が店頭にたくさん並んでいます。価格も手頃となり、風味も良くなってきました。例えば冬の食卓に欠かせないミカンやリンゴは、風邪を予防する効果が抜群です。ミカンやリンゴをたくさん食べる人は、そうでない人に比べて風邪やインフルエンザに罹りにくいという統計もあります。皆さん、ぜひとも進んでミカンやリンゴなどを食べましょう。

 

 

さて今回からは、蒲田よしのクリニックの新メニューの一つである「遅発型フードアレルギー検査」について解説します。

 

○病気や不調の隠れた原因「遅発型フードアレルギー」について

 

これは特定の食品を食べてから数時間~数日が経った後に症状が現れるアレルギー疾患です。

私たちはエネルギーを得るために食事していますが、毎日の食事が逆に体からエネルギーを奪ってしまうことが、実は少なくないのです。

近年、日常的な体調不良や病気を招く原因の一つとして注目されているのが「遅発型食物(フード)アレルギー」です。すなわち特定の食品を食べてから数時間~数日が経った後に症状が現れるアレルギー疾患で、私たちが通常イメージする食物アレルギーとは、かなりの相違点があります。

 

私たちが普段よく遭遇するフードアレルギーは、蕎麦や海老、サバなどの魚介類を摂取して間もなく発熱や発疹、蕁麻疹、時には呼吸困難などの症状が現れるという特徴があります。これら「アレルギー的」な症状が、摂食後まもなくから現れるため、比較的イメージしやすいアレルギーです。これが「即時型フードアレルギー」です。

それとは対照的に「遅発型フードアレルギー」は、食べたあと結構な時間が経過してから諸症状が現れます。症状は多岐に及び、筋肉痛、不眠、頻尿、頭痛、不整脈などと、いかにも「非アレルギー的」な症状が挙げられており、よもやアレルギーなどとは考えづらいアレルギー疾患です。

 

○遅発型フードアレルギー発症の機序

 

アレルギーが発症する上でキーとなる存在の一つとしてIg(免疫グロブリン)があります。このIgが、食材を含むアレルギーの原因物質(アレルゲン)と結びつき体外へ排出しようとするのに伴い、種々のアレルギー症状が惹起されるのです。

即時型アレルギーに関わるIgはIgEです。IgEはアレルゲンと結びつくと、肥満細胞という一種の白血球に作用して、生理活性物質の一つであるヒスタミンを産生させます。このヒスタミンは、流涙や鼻水、くしゃみ等の激しいアレルギー症状を惹起し、重い場合には呼吸困難などのアナフィラキシーショックに陥ります。

 

一方の遅発型フードアレルギーの場合は、IgGが主として関わります。IgGはIgEと違ってヒスタミンを産生せず、アレルゲンと結びついて免疫複合体を作ります。免疫複合体は激しい反応こそ起こしませんが、徐々に全身あちこちに蓄積し、少しずつ障害をもたらします。

免疫複合体は、その蓄積した組織や臓器に特徴的な症状を招きます。すなわち神経系ならば頭痛や不安感、情緒不安定など、呼吸器系ならば喘息症状や鼻詰まり、副鼻腔炎など、皮膚ならば乾燥肌やアトピー、湿疹など、といった具合です・・(続く)

 

蒲田よしのクリニック(内科)
吉野 真人
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