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山中 伸枝
山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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1つの資産(外国債券)だけに投資する怖さ

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昨日は、あのバッフェットさんも「まぐれ」かもしれない(じゃんけんの勝ち負けは運です)、成績が良くなるファンドマネジャーは選べないことを述べました。
では、どうすれば良いの!

一般投資家としては、損失をコントロールされるようお勧めします(私も一般投資家の人のです)

このところ、数名の方から、銀行に勧められた投資信託で大きな損失が出てしまった、「どうしたら良いのか」というお問い合わせがありました。
お話をお伺いしますと、数銘柄の投資信託を保有されていますが、それらがすべて外国債券を対象とする投資信託であったりします。
その方達には、2つのお話をしています。

一つは国内債券の良さ(実質金利では高金利です)、
二つ目は預貯金を含む国内外の債券と株式への分散投資です。

一つの資産に集中して投資する際の怖さは、当該資産が数年不成績の場合の損失額の大きさです。例えば、2007年に1月1日に1000万円を、先進国の国債を対象とすねファンドに投資した場合で考えます。先進国の債券のパフォーマンスを示すシティーグループ国債指数を用いますと、
2007年は5%のリターンですので、1050万円になります。
翌2008年は-15%のリターンでしたので、892.5万円になります
2009年のリターンは7%でしたので、954.975万円まで戻りました。
2010年のリターンは-13%でしたから、830.828万円まで減少しています。
当初の投資額に対しては、リターンは-17%になっています。
この間の算術平均は-4%ですが、リターンの推移は掛け算になりますので、より大きな損失が出てしまいます(利益が出る時も大きなものになります)

そして、これは指数で測ったものですから、投資信託のコストが加わります。
例えば、買付手数料が2.1%で、信託報酬が1.5%の場合には、概算で、約726.5万円まで減少してしまいます。投資額に対してリターンは- 27.35%
概算式は、1000×0.979×1.05×0.985×0.85×0,985×0.87×0.985=726.47
信託報酬は期末の金額に信託報酬を掛けていますので、実際の投信基準価格とは異なります。

もし、この1000万円を国内債券に投資した場合には、コストを含まない試算では、2010年末には、1092.94万円に増加していました。

これを国内と外国債券に50:50ずつ配分した場合、コストを含まない試算で2010年末では、960.79万円で、損失はかなり抑えられました。

ただし、この1000万円を、国内外の株式を加えた国内株式、国内債券、外国株式(先進国)、外国債券(先進国)に均等に配分し、年末にリバランスした場合は、
2007年はリターンが0%、2008年はリターンは-29%、2009年のリターン13%、2010年はリターン-3%でした。コスト抜きの試算で767.27万円迄減少してしまいます。

結果として外国債券だけの場合よりも、大きな損失を抱えてしまいます。これは、リーマンショック時の国内株式-41%、外国株式-53%下落が大きかったためです。

上記のように、夫々の資産を組み合わせることで、結果が変わります。どのような配分を求めれば良いかを次回で述べさせていただきます。

試算に使用したリターンは、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン社2011年AAライブラリーから引用しています

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文責
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ロングステイ財団登録ロングステイアドバイサー
宅地建物取引主任者
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


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