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間違ごうとっとは正さんといかんたい!

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雑感 書評

確申期前にご紹介したかった本を紹介します。

 

「長崎年金二重課税事件―間違ごうとっとは正さんといかんたい!」

江崎鶴男著、清文社2010年12月刊、1800円+税

 

昨年7月6日最高裁で逆転勝訴判決を勝ち取った長崎年金二重課税事件で

担当税理士として戦い抜いた江崎先生のドキュメントです。

 

江崎先生は、「第6章逆転勝訴!」「第4節税理士の責任とは」の中で、

我々後進の者たちに非常に厳しいが、熱いメッセージを綴っている。

 

「日が経つにつれ勝訴の興奮も薄れ、この事件を冷静になって振り返って

みたいと思った。まずは原因である。原因が明確になれば当然責任の所在も

明らかになる。考えられる原因は、国側の主張を見れば昭和43年の通達に

あるだろう。年金受給権に課税するという例の通達である。これが長年、

一人歩きした。では、一人歩きを許してしまったのは誰か。そこに責任の

所在がある。私が思うに、この責任の負担割合は国が6割、保険会社が

2割、税理士が2割くらいの割合ではないだろうか。

たしかに国がミスリードをしてしまったという事実は重い。しかし、疑う

こともなくそれにそのまま乗っかってしまい、ミスを見逃してしまった

税理士も、また保険会社にも責任は問われるべきだ。

ただ、個人の税理士には、もし今回の私と同じような問題にぶち当たった

ときに「絶対裁判をやれ」ということは酷なように思う。なぜなら税務訴訟

での勝訴率7%という現実を前にして、やはり個人で訴訟をするのは非常に

負担が大きいからだ。しかし、それでもできるならば、やはり訴訟を起こし、

社会に対し問題を訴えていってほしい。」(122~123頁)

 

江崎先生も指摘していますが、税法に詳しい弁護士が少ないのが現状で、

かつ裁判官にも税法の研鑽を積んで頂かなければならない状況では、

非常に厳しいところですが、やはりおかしいものはおかしいのですね。

 

江崎先生の熱き思いを受け止めなければ、とふんどしを絞め直す思いです。

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