- 眞鍋 顕宏
- 株式会社クレオ・アソシエイツ 代表取締役
- 兵庫県
- コミックデザイナー
対象:広告代理・制作
- 山藤 惠三
- (クリエイティブディレクター)
- 山藤 惠三
- (クリエイティブディレクター)
はじめはマンガというと、敬遠される方もいらっしゃい
ます。おそらく娯楽の読み物という先入観があるから
かもしれません。
だからこそ私は、はじめからマンガを活用しましょう
という話はしません。
お客様がこれまで活動されてきたブランディングやプロモーション展開の中で、
一般ユーザーにメッセージを届けるひとつの手段として、マンガによる表現を
ご提案するようにしています。
▽
まずは試してみようという気持ちが大切です。
そして面白いことに、マンガを作る過程で、お客様自身もこれまで意識しなかった
ことに気付くようになります。
「こういうとき、どのように説明すればいいのか」
このように一般ユーザーの方と会話のシミュレーションをする訳です。
取材時に行う私からの質問ばかりでなく、良く聞かれる内容などについて、社内二人
以上で会話していただくと、結構発見があるものです。
特に企業の場合は、広告を担当されている方と営業の方とは認識が異なるケースが
多く見受けられます。どのように説明すると一般の方は納得するのかについて、
社内でも議論するきっかけになれば、マンガを作るときの参考になるだけでなく、
営業トークにも良い影響が生まれます。
これを私は『マンガの二次的効果』と位置付けています。
そして嬉しいことに、これまでマンガを取り入れていただいたお客様の約7割が、
売上げや集客等に効果があったと実感されています。
これはマンガによる一般ユーザーへの理解促進、興味喚起だけでなく、そのような
二次的効果もあると思います。自らの商品やサービスについて、その魅力を再認識
するきっかけになることも含め、マンガがもたらす効果についてより自信を深める
ことが出来ました。
そしていつしか『コミックデザイナー』と呼ばれるようになったのです。
(つづく)
コミックデザイナーと呼ばれて(1)誕生秘話
コミックデザイナーと呼ばれて(2)マンガのチカラ
コミックデザイナーと呼ばれて(3)マンガとデザイン
コミックデザイナーと呼ばれて(4)互いの役割
コミックデザイナーと呼ばれて(5)導入7割が効果実感
コミックデザイナーと呼ばれて(6)次のステップへ
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