汎用の浴室を車いす利用の方が使用される場合、
・入り口ドア
・段差
・浴槽の高さと深さ
などの問題があります。
最近の浴室ドアは、緊急時に外せるタイプが多いのですが、イレクター(写真)を設置すると内開きドアは使えなくなります。この場合シャワーカーテンでの代用か引き戸に変更する必要が生じます。
段差についてはイレクターに車いすから移乗する場合は問題ないですが、シャワー浴のみされる場合は段差解消工事が必要です。
浴槽への出入りは個々のトランス(移乗方法)を確認し、浴槽深さが深い場合は専用イスなどを取り付けると浴槽内での事故を防げます。
来月からは各症状(障害)に応じたバリアフリー導入法を紹介いたします。
(写真はイレクターを使用されている利用者さんの浴室を特別に掲載させていただきました)
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
「バリアフリーのポイント」のコラム
2017国際福祉機器展開催(2017/08/07 07:08)
エレベーターのある家(2017/06/05 08:06)
第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017(2017/05/29 07:05)
2010 国際福祉機器展 感想(2010/10/06 14:10)
谷啓さんと福祉住環境(2010/09/22 01:09)