- 小森 聡子
- Pilates Studio Kiraru
- 熊本県
- ピラティスインストラクター
バランスをとることでぱっと思いつくとしたら、多くの方が幼い時に体験したことがあるだろう初めて乗った自転車。身体がどこにいればうまく乗れるのかを見つけていく。身体を慣らしていくために補助輪をつけて練習し、それから補助をなくし、そしてやっと乗れる日がくる。その過程において徐々に身体の中の多くの機能は新しい感覚を覚えていったに違いない。表層筋や深層筋などの筋肉、それらが動くように脳から指令する神経たち、そして土台となる骨格。これら全てが仲良く活動していくことが身体を上手くコントロールしていくことへと繋がる。
だけど、いつしか身体は動くことに慣れてしまい、自分の楽な道を選んでしまう。目に見える部分だけの筋肉を力任せで動かしたり、重力に負けっぱなしで腰を丸めたまま座っていたり。その結果、本来生きるために必要なこと(呼吸など)が怠けてしまう場合もある。少しずつそれらに慣れて脳からの指令(気づき)も減ってくる。
怠けて気づきも減るとしたらどうなる?
気がつかない間に、呼吸が浅くなり、腰がきつく、身体が疲れたということに鈍感になってきたりなどの症状がでてくる。それら身体機能面の低下だけではなく、心にも。たとえば、何かにイライラしたり怒っている時や悲しいことがある時、、、etc。その時の表情からも想像はつく。眉間にしわがより、奥歯はくいしばっていたり、下を向いてため息が多くでているかもしれない。生きていくためにはいろいろなことがあるのは当たり前。だからこそ、自分自身の身体と心のバランスをみつけてすごしやすく生活していくことって大切。なかなか自分では気がつきにくいバランス。それをコントロールしていくのはとても難しい。だからこそ私自身も自分の姿勢(身体)に耳を傾けることをよくしてる。
心と考えがイコール(頭でっかち)になってきていないか?
身体と心は同じ目的ですすんでいるのか?
もしも現状の意図と反している状態だとしたら、まずは自分の身体が楽に、そして気持ちよく過ごせるところを探してみる。それらをみつけてくれるひとつの方法としてピラティスがあると思う。私の場合はそんなピラティスにいつも助けらている。ピラティスをすることで身体の中心となる深いところに働きかけ、姿勢を整えることができる。そうなることで浅い呼吸から深くスムーズに変化でき、頭(考え)もすっきりとしてくる。たまには自分の身体と対話する時間をつくるのも自分(身体や心)を知ることができて面白いし、何か発見がうまれるだろう。みなさん、今の気分(状態)はいかがですか?!
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