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ガンもうつ病も恐くない!自然法則に従った食事法とは?(3)

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(続き)・・さて日本ではガン、心臓病、糖尿病などが軒並み増加していますが、実は米国では10年あまり前から減少傾向に転じています。それまでの米国は今の日本以上に、肥満やそれに関連した各種の病気の多さに悩まされてきました。米国ではガンや心臓病は伝統的に発症率、死亡率ともに高く、平均寿命は先進諸国の中では最低レベルでした。それが1970年代以降、禁煙運動に端を発して国民を健康にする、という国を挙げての運動が始まったのです。

 

米国人の食事というと分厚いステーキやハンバーガー、ポテトチップスにコカ・コーラなどと、およそ不健康なイメージがありますが、そのようなSAD(Standard American Diet=悲しいほど不健康なアメリカ人の食事)を問題視した「マクガバン・レポート」が、1977年に上院議院で報告されました。これは肉食中心の米国民の食事が心臓病やガンの増加の主たる原因であるとして、肉や乳製品の摂取を減らして果物や野菜などの植物性食品を豊富に食べよう、と主張するものでした。

 

その後チャイナ・ヘルス・プロジェクト(いわゆるチャイナ・スタディ)が発表され、中国人が米国人よりもガンや心臓病、骨粗鬆症などが少ないのは、肉や乳製品の摂取が少なく、逆に野菜など食物繊維の豊富な食材を豊富に食べているからだ、と報告されました。米国などの酪農国で骨粗鬆症による骨折が多発しているのに、牛乳を殆んど飲まない中国人に骨粗鬆症が極めて少ない、という事実に米国中が唖然としました。その他同様の、肉食よりも野菜や果物などの摂取を支持する内容の研究報告は、枚挙に暇がありません。

 

そのような背景があって、米国政府や医学界その他の各種団体が推進役となり、「Five A Day(1日5皿以上の野菜・果物)運動」が巻き起こりました。これは1日に合計5皿(正確には5サーヴィング)以上の野菜や果物を食べましょう、というもので、肥満や高コレステロール、心臓病などがある人の場合には、5皿どころか9~10皿以上を目指しましょう、と唱えられました。それにより米国人の野菜や果物の購入額や消費量は、約2倍まで飛躍的に増大したのです。

 

それと並んで日本食の良さも見直されました。日本食といっても現代のではなく「元禄時代以前の日本食」です。江戸時代前半までの日本人は玄米食を中心とした菜食を特徴としていましたが、後半以降は江戸や大坂などの都市部を中心として白米が普及し、明治以降は洋食や肉食が入り込みました。今ではニューヨークなどの上流階級の人々は玄米を「Brown Rice」、納豆を「Natto」と呼んで重宝しています。寿司店やチャイニーズ・レストランの半数では玄米を出すというから驚きです。

 

それとは対照的に、肉や乳製品などの消費量は減少傾向となりました。ステーキハウスではステーキを注文せずにサラダとポテトを食べる人が増え、ハンバーガーショップでは肉の代わりに野菜を用いたベジバーガーが飛ぶように売れています。都市部の上流階級を中心に、明らかに「肉離れ」の現象が起こっているのです。また牛乳の消費量はピークの1950年代に比べ、2000年には約半分にまで落ち込んでしまいました。

 

それと並んで、白く精製された砂糖や小麦粉も敬遠されるようになりました。これらは白米と同様、胚芽という大切な栄養素を含んだ部分を削ぎ落としてしまっているため、糖質の代謝のために必要なビタミンB1や各種ミネラルが含まれておらず、エネルギーになりにくく太る原因となります。そのため「Empty Calory=空っぽ食品」などと呼ばれ、特に小児には与えない風潮となっています。米国のパン屋さんでは日本で普通に売られている白いパンは少数派で、全粒粉パンやライ麦パンなどといった、色のついたパンが主流となっています。

 

今や米国の代替医療を推進する多数の医師や、がん研究所をはじめとした健康関連機関では、心臓病や糖尿病などの患者に対し、肉食や油脂分の摂取を減らして野菜や果物を豊富に摂るように勧めています。米国政府が発表した2005年の「ダイエタリー・ガイドライン(食事指針)」でも、肉食や精製加工食品の摂取を減らし、野菜や果物、未精製の穀物(玄米等)、豆類などといった、いわゆるプラントベース(植物由来)食品への思い切った転換を強く促しています・・(続く)

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