「転職」と「部屋探し」の共通点 - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

藤原 純衛
誠和株式会社 人財マッチング(採用・転職支援) 担当部長
東京都
転職コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月10日更新

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「転職」と「部屋探し」の共通点

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転職環境

昨年の春、甥っこ(妹の長男)が、めでたく大学に合格し、秋田から上京してきました。

そのときの話です。

 妹から喜びとともに「さっそくあしたの土曜日に上京させるから部屋探し手伝ってほしい」との電話がありました。

「で、予算は?」

「5万以内に収まらない?他にも出費が多くて...ほかにも兄弟いるし....」

 喜びから一夜あけて「オカネ」という現実に引き戻されたのか、いろいろ要望がきつくなってきます。

 土曜日の朝一番(新幹線の早朝割引)に東京駅で待ち合わせ、さっそく大学の生協「住宅相談会」へ。
なるほど大学の生協なら「この校舎まで何分」と大学を起点に探せるので便利です。

 妹から聞いた予算額ではムリとわかり、その場で電話。
そのやりとりをみて甥っこがボソッと「オレ、受からなかったほうが良かったのかな」

 ...やば。
「予備校に行くために探すよりも良いんだからさ」と慰めます。

 いくつか候補を選んで現地調査。
そして、その周辺の不動産屋にもいくつか飛び込みで物件を紹介してもらいます。

駅から近くてキレイなところはそれなりの金額になります。
安ければ狭くて日当たりが悪いのは当然。

安いには安いなり。
こちらの希望通りだと、やはりそれなりの値段になります。

掘り出し物なんてあり得ません。
それをどこまで許容できるかを甥っこと話し合う。

「せっかく東京にでてきたんだからもうちょっと都心に」
「もうちょっと広いほうが」
「もうちょっと日当たりが」
  :  :  :
「でもオカネが」

迷っている間に、生協の不動産屋から「いま来たお客様が同じ物件を見たがっているが構わないか」と、電話が入り追い詰められます。

 たまたま1階と2階が空いているところがありました。

1階はロフトが広く2階より2000円安いが日当たりが悪い。
2階は屋根の斜面部分ロフトが狭いが日当たりが良い。

このどちらかにするかに迷い「ロフトが広くて2000円安い」1階に決めました。
まぁ日当たりが悪いとはいえ1日中入らない訳でもないので湿気などは大丈夫そうです。
値段は妹の予算を数千円のオーバーで済みました。

「もっと広くて便利なところは自分で稼げるようになってからにしな」と納得させます。

 あれ?
これって、私が日頃接している出来事と同じじゃないですか?

町の不動産屋さんには店頭に貼ってある物件を見て「ここ入ってみよう」と飛び込みます。
みなさんが「どの人材紹介会社に相談しようか」と決めるときも転職サイトやその紹介会社のサイトに掲載されている案件を見ながらじゃないでしょうか。

「この会社なら安心」と思えたらお店に入りますよね。

「どこそこ大学に近くて駅に近くて日当たりが良くて広い部屋ありますか?」

「そりゃ、いくつだってありますよ。で、予算は?」

「5万円です」

 で、ここで
「お客さん、ムリ言っちゃいけませんよ。だいたい相場は...」

いくら、こちらが突拍子もない希望を伝えたからって、鼻で笑われたら立つ瀬が無くなるというもの。

「今の予算では難しいですね。この条件の何を優先しますか?どの条件は欠かせなくて、どの条件は譲歩できますか?」

と、親身にアドバイスをいただければ安心して相談できるし、多少ムリを言われても親を説得しようとします。

本当に希望通りにするなら、自分で稼げるようになってから再チャレンジです。

転職にあたって、まずは自分のスキルと希望条件を整理します。
そして「本当にいま一番やりたいこと」が今の自分のスキルで可能かどうか。

不可能であれば現職で、そのスキルを身につけられるのか
現職で難しいのであれば、どこでそのスキルを身につけられるのか。

を考えます。

転職は回数が増えると不利になりますが、ステップアップのための転職であればある程度許されます。(もちろん、単純に回数だけで足切りする企業もあります)

「目標の会社に入れるスキルを身につけるための転職」もアリだと思いますし、実際に数年後に「やっと目標としている会社にチャレンジできるスキルが身につきました」と言って相談に来られた方もいましたし。(面接で、その「熱い情熱」を訴えたところ見事合格されました)

希望の予算に見合わない部屋なら、それにふさわしい自分になってから再チャレンジもアリだと思うんです。

そのためのキャリアプラン作りのお手伝いができればと思います。

 

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