- 小田 和典
- 小田会計事務所 税理士
- 大阪府
- 税理士
対象:仕事・職場
- 須貝 光一郎
- (ビジネスコーチ、経営者コーチ)
- 阿江 忠司
- (ビジネスコーチ)
今日は中小企業ビジネス研究会の経費削減コンサルタント飯田による経費削減レポート3
をお届けします。
テーマは「業務用電力から高圧電力への契約変更1」
2回シリーズでお届けします。
「業務用電力」1560円/1kW、「高圧電力A」1175円/1kWその差385円×御社の契約電力量
しかし、全ての会社が変更可能というわけではありません。
契約変更(業務用電力から高圧電力へ変更)による10~40%の削減
常識だと思っていた今の業務用電力契約。実は「ある事」を実証できれば、安い電力契約(高圧電力)
に変更できます。(契約の適正化)
電算機器、動力ポンプ、空調設備、照明など夜間にわたり電気をお使いになっておられる皆様の電気料
金は、きわめて高いものが多くなっており、弊社の調査でも10社中8社までが必要以上に電気料金を
支払い続けていました。その理由は、実状に即した電力契約をしていないからです。実は「ある事」を
する事で、この業務用電力契約が割安の高圧電力契約に変わるのです。
◆業務用電力の基本料金 1560円(1kw) 高圧電力の基本料金 1175円(1kw)です。
例えば契約電力が300kwなら、業務用電力は約46万円、高圧電力は35万円、その差月に9万円。電力契約によって、その基本料金や電気料金単価は異なっているのです。大別して、サービス業などの「業務用電力」、工場などの「高圧電力」と言う契約に分けられます。
その契約を決めるのは、当然電力会社です。申請と現地調査でその契約の種類を決定します。
しかし電力会社は、お客様の電気使用状況、負荷設備など完全に把握しているわけではなく、その申請書との簡単な現地確認だけで行われます。ですから実際の電気の稼動状況など把握できません。
そのため、誤解、勘違い、認識の違い、使用実態の変化などさまざまな要因は棚上げされ、「電気需給約款」に基づき電力契約が決まります。実際、電力会社は物理的にそういった細かな検証はしきれないのです。
また、「電気需給約款」は、一度ご覧になっていただくと分かりますが、すごく大雑把です。「業務用電力」と「高圧電力」の違いは何か、と調べてみると、たった2行ぐらいしか違いが書いてありません。
しかも、産業の多様化で今は、いろいろな業種があります。
たった2行に違いで、「業務用電力」と「高圧電力」に分けろ、と言うのも無理な話です。
そのため、電力会社内部資料に、「細則」というものがありまして、「電気需給約款」で判断できない事業所に関しては、その「細則」に基づき契約を判断しています。(事業所の電気設備などを見るのではなく、その「細則」に基づき電力担当者が判断している)ですから見逃しがちな部分、つまり「ある事」を気付かせてあげる必要があるのです。
この様な実態がありますので、御社がその内容をじっくり検証して、高圧電力に変るための「ある事」を気付かせてあげるだけで、電力会社から『業務用電力』契約を、割安な『高圧電力』に変えてもらえるのです。
つまり、合法的に電力会社が納得の上、安い契約に変えてくれるというわけです。
そうしてもらったほうが、電力会社も実は助かるのです。なぜかといいますと、電力の自由化により、より細かなサービスを提供し、他の電力会社との差別化、顧客の囲い込みをしたいからなのです。
来週に続く
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