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社員も会社も甦る!社内コミュニケーションの意外なツボ(7)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・ところで部下の中には、今の職場や仕事そのものに疑問や不一致感を持っていて、潜在的に転職を意識しているような人もいます。そのような部下に対しては、今の仕事や職場のことはさておき、本人の本当にやりたい仕事や活動について話し合うことが大切です。「何の制限もなければ、どんな仕事がしたい?」とか「自分らしさを最大限に発揮できる仕事って何?」とかいう問いかけです。その場合、子供時代になりたかった職業や、知っている人で憧れるような仕事の人がいなかったかどうかを聞きだすことが有効です。

 

そして、やってみたい仕事や職業についてありありとイメージさせ、それが何故よいのか理由を尋ねます。次にそれに向けた具体的な方向性を本人に考えさせます。「その夢を実現するために、先ず何をする?」という訳です。中には本気で転職を考える部下もいるでしょうし、そうではなくて理想の職業のエッセンスを今の仕事や職場で活かしてみたい、という部下もいるでしょう。大切なのは、自分が本来やりたい仕事を模索することによって今の仕事を別の側面から再発見し、新鮮な気持ちで再スタートできるということです。実際に本当にやりたい仕事が垣間見えたその日から、目の色を変えて仕事に取り組むようになる人もいるのです。

 

この作業は、場合によっては数年後の転職を後押ししてしまい、会社や上司にとっては不利益になるのではないか、という懸念があるかも知れません。しかしながら、もしこの部下が今の仕事に於いて何をやりたいか、何が大事か分からない状態だとしたらどうでしょう。そのままダラダラと仕事を続けて無駄な給料を払い続けるよりも、たとえ数年後には会社を去ってしまうことになるかも知れませんが、それまでのあいだ活き活きと仕事や活動をすることによって、むしろ会社の業績に貢献する仕事をしてくれる方が、はるかに良いというものです。

 

一例を挙げると、自分は研修講師になりたいという営業職の社員が、営業職を続けながら講師としての「良さ」をどう味わえるか、ということに焦点を当てて話し合いました。その結果、研修講師の良さとは人に教えることによって、その人が気付きを得ることを支援する喜びだとわかりました。そうすると、お客さんが一種の気付きを得られることを支援し、自分も喜びを得られるような営業活動をすることで、研修講師に共通する充実感が得られます。それ以来、日々の営業活動に於いて顧客への対応が変化し、毎日を活き活きと働きながら、しかも営業成績が見違えるように向上したのです。

 

さてごく少数ではありますが、仕事や職業について話しても今ひとつピンとこない、そもそもやってみたい仕事や職業さえもはっきりしない、という部下もいます。そのようなモチベーションの低い部下に対しては何か打つ手があるのでしょうか。この場合、仕事や職業の話は傍に於いて、ひとまずは仕事以外の話題、例えば趣味やスポーツ、旅行、友人などについて、本人と腹を割って話し合うことがお勧めです。というのは、仕事に関心が薄い部下でも、生活全般を見渡せば、何かしら関心をもっている対象があるものです。それについて自由に語らせているうちに活気がよみがえり、結果的に仕事への意欲が若干でも上がってくるケースはあるのです。

 

具体的には、子供時代も含めてワクワクした体験、楽しかったこと、至福の瞬間、何か成し遂げたことや乗り越えたこと、人生の転機となった出来事、そして今夢中になっていることなどをありありと語らせ、上司はそれを自分のことのように聞き入ります。そこには部下本人の大切にしていることや夢見ていることが隠されているはずです。「本当に大切にしていることは?」「本当はどうなりたい?」と問いかけ、本人のモチベーションの源がどこにあるのか探ります。「人と関わるのが好き」「自分の手を動かすのが好き」「家族との時間が大切」などといった答えが返ってくるでしょう。

 

その上で「それを今の生活や仕事に活かすために何かできることがないだろうか?」と問いかけます。例えば「それをする時間を確保するために、日中の仕事を能率よくこなす」などといった答えが返ってくるでしょう。たとえ自分の夢や大切なものが仕事以外にあるとしても、それに向かって充実しているエネルギーは職場に於いても抑えきれないものです。上司も負けずに自分の夢を語れば部下もつられて夢を語り、その相乗効果による大きなエネルギーは、仕事と職場に満ち溢れるに違いありません。上司と部下が夢を語り合いながら会社の業績を上げていくというのは、考えただけでワクワクしてくるものです。

 

事例を一つ挙げると、今の仕事にやる気が持てず、かといって将来やりたい仕事も特にないという郵便局員は、エアロビクスが大好きでした。勤務が終わるとすぐにスタジオに通い練習に励む毎日で、エアロビクスの話をしている時は別人のように活き活きしています。話し合いの結果、配達に行った家庭やオフィスに、エアロビクスの感動や素晴らしさを伝えるようなつもりで毎日の仕事に励み、また配達作業そのものが基礎体力の向上に役立つ、という考え方をするようになり、見違えるほど仕事に張り合いが出てきたのです・・(続く)

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