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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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閲覧数順 2016年12月02日更新

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社員も会社も甦る!社内コミュニケーションの意外なツボ(3)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・先ず考えなければならないことは、コミュニケーションの「目的」です。会社という経済的目的を持った集合体に於いては、上司や部下を含めた社員の成果や働き甲斐、幸せといった個人的な要素を満たすことと同時に、会社や組織としての利益を同時に満たさなければなりません。会社の利益ばかり追求しては個人の満足感が犠牲になり、反対に個人的な要素ばかり追求しては会社としての経営が立ち行かなくなります。従って社内でのコミュニケーションの肝は、社員個人と会社組織の両者の利益にかなうものである必要があります。

 

次に考えるべきはコミュニケーションのバランスです。例えば上司と部下が話し合う場合にも、上司が部下の問題を一方的に話題にするのは公平な態度とは言えません。部下の問題を話し合う前に、先ず上司が自分自身の問題点を認識し、それに対して意見を求めるような心構えが必要です。そうすることによって部下は進んで自分の問題点を直そうとするでしょう。また特にリーダーは組織全体のコミュニケーション上の要素にも問題意識をもち、それに積極的に関わろうとする姿勢が求められます。

 

さて経営者や上司となった者には、ある落とし穴が潜んでいます。これは思い込みや固定観念、レッテルといったもので、プレイヤーとして優秀な社員であればあるほど、自信をもつあまり陥りやすいという性質があります。人は上に立つことによって、そのような落とし穴に気付き、自分の思考の枠を広げるような努力をしなければなりませんが、固定観念に凝り固まった人ほどそれ気付かず、自分一人では何とも変えるのが難しくなります。そのような人にはある特徴があります。すなわち自分が絶対に正しく、周囲にこそ問題があり、自分の行動を変えようとしない、といったものです。

 

そういう上司の下で働く部下は、正しいと考えていることが言えず、何かといえば上司の顔色をうかがい、萎縮して毎日を過ごしています。それが高じると仕事の成果が出ないばかりか、心の病にかかってしまったり、退職という手段しか方法がなくなってしまうのです。そうなってから気付くのでは遅いケースも多く、社員が総スカンで辞めていったり、最悪の場合は組織が崩壊に追い込まれていったりするのです。

 

具体的には、経営者や上司のどのような問題行動がみられるのでしょうか。例えば現実を見ない、というケースがあります。人材派遣業の或る社長が不動産部門に進出したものの業績が不振で、結局は会社が倒産した、という事例があります。この場合、自社に不動産業の経験がなく採算に合わない、といくら社員が進言しても、社長は聞く耳を持たず自説にこだわり、撤退の機会を逃がして経営が傾いた、という構図です。これは社長が社員の進言に耳を傾け、早期に方針を転換していれば恐らく避けられた悲劇です。

 

これ以外にも、経営者や上司が職場にとって有害となる悪癖がいくつか存在します。すなわち極度の負けず嫌い、すぐに社員にレッテルを貼って決めつける、意見が異なる社員を否定し攻撃する、人の話をよく聴かない、すぐに失敗の言い訳をする、などです。これらの悪癖は本人だけの問題に留まらず、周囲に波及して職場の雰囲気を阻害し、最悪の場合には顧客や取り引き先にも影響して企業イメージや業績にまで響いてきます。つまり企業にとって悪性のガンみたいな存在になるのです・・(続く)

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