韓国は「英語」「IT」能力を上げて世界での存在感を上げた。 - 対人力・コミュニケーションスキル - 専門家プロファイル

佐々木 良介
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埼玉県
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韓国は「英語」「IT」能力を上げて世界での存在感を上げた。

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DCECのメルマガ3月13日vol.333、「今年GDP総額で中国に抜かれ、一人当たりGDPで近い将来韓国に抜かれる?!」http://bit.ly/9nnlfE


で薄型テレビ、液晶パネル、半導体、自動車などで韓国の躍進がすごいということを書きました。


液晶パネルの世界シェア
1位LGディスプレイ(韓国) 25.2%
2位サムソン電子 (韓国) 24.6%
3位AUO      (台湾) 17.9%
4位CMO      (台湾) 14.6%
5位ハンスター  (台湾)  3.5%
6位シャープ         2.8%
(アメリカ調査会社ディスプレイサーチ調べ)


日本人としては、悔しいし、何よりも今後の日本は大丈夫なのかと心配になりますよね。
でも心配しているだけで何もしなければ、どんどん日本が衰退していくのを止められません。
今の日本は、誰が見ても落ち目で、将来に夢と希望が持てない状態にあるのは否定できません。では、みんなにそのような自覚があるのであれば、現状を変え、将来に夢を持てる日本になるようにしていけばいいじゃあないですか。
日本人はかつて逆境で大きな力を発揮して、繁栄の道へと進んだ歴史を持っています。
現在、大変だといえ、かつて黒船が来て列強の植民地にされてしまうような危機や、敗戦で焼け野原になり、今までの価値観を否定され、食べるものにも事欠いた戦後と比べれば、まだまだ諦めるほどの逆境ではないのが分かります。
今、躍進を続けている韓国にしても1997年にはアジア通貨危機の影響でデフォルト寸前の状態まで追い込まれIMFの管理下に置かれると言う屈辱を味わい、それがきっかけになって国策を大きく転換してそれが現在の繁栄につながったのです。
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アジア通貨危機(韓国)
韓国はマクロ経済のファンダメンタルズが十分であったが、一方で金融部門では不良債権を抱えてしまった。過剰な借金は経営判断で大きなミスを招き、経営交代を招いた。起亜自動車の倒産を皮切りに経済状態が悪化。IMFの援助を要請する事態となった。
アジアの市場に異変を感じたムーディーズは、1997年7月に、韓国の格付けをA1からA3まで落とし、同年の11月には更にBaa2にまで格を落とした事で、既に落ち込んでいた韓国の証券取引市場を更に冷え込ませて、韓国の経済を不振に陥れた。
ソウル証券取引は、同年11月7日に4%も落ち込み、翌日には一日の株価変動としては、史上最大の7%の下落を記録した。この後IMFがしっかりとした再建を行うかどうかの不安感も災して、1997年11月24日には更に7.2%落ち込んだ。そして、同年末に韓国はデフォルト寸前の状況にまで追い込まれた。これによりIMFが韓国の経済に介入し、現代グループなどに対して財閥解体が行われた。韓国では、1997年の経済危機は「朝鮮戦争以来、最大の国難」「IMF危機」と呼ばれている。(ウィキペディアより引用)
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では、韓国は何を行うことでこの逆境から抜け出したのでしょうか?
その答えを、大前研一さんが「ビジネス新大陸」の歩き方に書いているのでご紹介いたします。
大前研一 連載記事 「ビジネス新大陸」の歩き方
2010年4月9日号(3月29日発売 )
“韓国急成長の鍵は「英語」「IT」「経営者視点のリーダー」にあり”より引用。
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近年、韓国人の能力が急伸したのは、
金大中・元大統領の貢献が大きい。
韓国は97年のアジア通貨危機で
IMF管理下に置かれるという屈辱を味わった。
そこで翌98年に就任した金大中大統領は、
二度と同じ轍を踏まないために二つのことを
“国策”として推進した。
一つは、グローバル化である。
国内市場・企業だけで成り立っていた分野を、
ことごとく対外開放した。
その結果、経済や経営が一気にアメリカ化し、
日本から学ぶものはもうない、
アメリカから学ぼうという風潮が強まり、
留学先が従来の日本からアメリカに大きくシフトした。
その後、帰国したアメリカ派が、
政府・大企業のあらゆる部署で幅をきかせている。
そしてアメリカ化のプロセスで、
韓国人は英語が非常にうまくなった。
サムスン、現代などの大企業が英語力を採用や
昇進の条件にしたため、英語ブームが巻き起こったのである。
たとえば、英語はネイティブに習う必要があるということで、
在韓米軍の兵士の妻たちが多忙になった。
彼女たちが米軍基地近くの喫茶店で
中学生や高校生に英語を教えるアルバイトを始めたところ、
受験に熱心な親たちが敏感に反応し、
“英会話喫茶”が大流行したのである。
それまで韓国人は、
たとえば北欧などの非英語圏の国に比べて
語学力が極めて弱かったのだが、
今では世界の学力比較ランキングで常に上位に入るようになった。
もう一つ、金大中政権下で進んだのがIT化だ。
21世紀の韓国はIT(=知的付加価値)で生きていくと宣言し、
社会全体を徹底的にIT化したのである。
日本の場合、IT化は若者から進んだが、
韓国の場合は中高年層も同時進行した。
ITスキルを身に付けなかったら
職を失うという恐怖感を与えたため、
それまでITに疎かった中高年層までも必死に勉強したのである。
その結果、韓国では中高年層のパソコン恐怖症やネット恐怖症が消え、
IT浸透率が世界一になった。
企業では、IT化を40~45歳で始めた人が今50~55歳だから、
ちょうど脂が乗り切って中核にいる。
しかも、彼らは英語ができないと昇進できないし
部下から尊敬されないということで、
みんな英語が達者になっている。
私は以前から、
21世紀のビジネスパーソンに求められる“三種の神器”は
「英語」「IT」「ファイナンス(財務)であると
繰り返し述べてきたが、韓国は国を挙げてこのうちの
二つの能力向上に取り組んでいたわけである。
輸出産業に対するウォン安の追い風や、
韓国企業が早々とBRICsなどの新興国市場を狙った戦略が
近年の新興国ブームで奏功したという僥倖もあるが、
金大中・元大統領が蒔いた種が今日の隆盛となって
花開いていることは間違いない。
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いかがでしょう。
韓国にできた英語力up、IT力up、グローバル化が日本にできないはずはないですよね。

 

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