年金の「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」比較 - 公的年金・年金手続 - 専門家プロファイル

三島木 英雄
株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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年金の「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」比較

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年金 公的年金

年金の繰り下げと繰り上げ

公的年金の受給は現在の所65歳からとなっています。

老後の働き方や、年金制度の変化はわかりませんが、予備知識として

年金の「繰り上げ」「繰り下げ」を知っておきましょう。


早くもらう「繰り上げ受給」

本来65歳からもらう年金を早くもらうことも可能です。

ただその際は1ヶ月あたり0.5%減額されて受給します。

仮に60歳まで繰り上げる場合は5年間早くもらうことになりますので

0.5%×60ヶ月(5年)=30%減額

という形になります。


65歳から150万円もらえる予定の場合は

150万円×0.7=105万円となります。


遅くもらう「繰り下げ受給」

同様に繰り下げる場合は1ヶ月あたり0.7%増額されて受給できます。

仮に70歳まで繰り下げる場合は5年間遅くもらうので

0.7%×60ヶ月(5年)=42%増額

という形になります。


65歳から150万円の場合は

150万円×1.42=213万円となります。


繰り上げ・繰り下げ損益分岐点

では本来65歳からもらう年金を繰り上げ・繰り下げした場合に

損得はあるか?を知ってみましょう。



図は60歳から、65歳から、70歳からを比較したものですが

長生きすればするほどあとで貰った方が特にはなります。

とはいえ、早くに亡くなってしまえば「貰えなかった」というリスクもあります。


60歳から繰り上げ受給すると74歳以降は他と比べて総受給額は不利に

70歳から繰り下げ受給すると81歳以降は他と比べて総受給額は有利に

という結果になりました。


基本は65歳から

とはいえ、何歳まで生きるかは正直誰にもわかりませんし

60歳は今となっては全然現役世代です。

将来のシミュレーションをする上では普通に受給する前提で考えておくと良いでしょう。


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