梨状筋症候群(椅子に座るとお尻が痛む) - 神経痛・腰痛・ヘルニア - 専門家プロファイル

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梨状筋症候群(椅子に座るとお尻が痛む)

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梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)

椅子に座っていると、お尻の下の部分が痛くなる

 

 

 

 

 
椅子に座っていると、お尻の下が痛む

 

梨状筋症候群」(りじょうきんしょうこうぐん)とは、

股関節を支えて動かす重要なインナーマッスル(深層筋)の「梨状筋」が緊張して固くなり、

その下を通っている坐骨神経を圧迫して痛みを発するものです。

 

これは腰椎部分での神経圧迫ではなく、

お尻の下の部分から太ももの裏やふくらはぎにかけて痛み、しびれが出てきます。

 

梨状筋症候群」の特徴は、椅子に座っていると、

 お尻の下の座面に当たる部分に痛みやしびれが出るということ。

ひどくなると、太ももの後ろ側やふくらはぎにかけてまで痛み、しびれが広がります。

 

「椅子に座ってお尻が痛む」というものには、「椎間板ヘルニア」や「仙腸関節痛」もありますが、  

痛む箇所が違っていて、

椎間板ヘルニア」の場合は腰椎部からお尻にかけて、

仙腸関節痛」の場合はお尻の上の部分に

痛みが出ます。

 

また「梨状筋症候群」は普通に立っていたり、歩いている限りはあまり痛みは出ませんが、

「椎間板ヘルニア」や「仙腸関節痛」は、立ったり、歩いたりするだけで、痛みが出やすくなります。

 

梨状筋症候群」も「仙腸関節痛」と同様、レントゲンやCT、MRI検査では、判別できません。

 

また、「椅子に座ってお尻が痛む」いう共通点から、

「椎間板ヘルニア」や「仙腸関節痛」と間違われることも少なくありません。

 

このような坐骨神経を圧迫して痛みを生じる「梨状筋」は、

股関節を支えテ動かすインナーマッスルですから、骨盤から股関節まわりの筋肉が

不均衡な緊張状態になって、 股関節の動く角度が悪くなり、骨盤の傾斜やねじれに

つながる症状が起こります。

 

たとえば、股関節が内側に巻き組むようなクセがついていると、

梨状筋は引っ張られて緊張した状態になりやすく、

また、骨盤も傾斜したりやねじれたりするので、

椅子に座ったときに片側のお尻に座面の圧迫が強くなるのです。

 


【症 例】「椅子に座るのが怖い」という女性
 

40代の女性が「1年程前から左のお尻と太ももの後ろ側が激しく痛み、

ふくらはぎの筋肉も硬く感じるようになった」と訴えて来院しました。

椅子に座ってカルテを書いているのもつらい様子で、「立っているほうが楽」と、待合室でも座らず、

順番が来るまでしばらく立っていました。

 

以前行った病院の診断は「腰椎5番と仙椎の1番が狭くなっているので、

そのせいで神経が痛むのだろう」とのことだったといいます。

 

話を詳しく聞くと、お仕事が主にデスクワーク。

椅子に座ったときは必ずといっていい程、左お尻の下から太もも後ろ側にかけて痛みがあるので、

仕事に集中できない。

痛みの出る左脚を右脚に乗せ、脚を組んで座れば、座面にお尻が当たらす痛みが少ないので、

仕事中は常に脚を組んでいて、「最近は自分でも体がねじれていると感じようになった」と言います。 

 

「モアレ写真」で診てみると、左股関節からひざにかけての大腿部が内側に巻き込み、

 骨盤もねじれた状態で傾斜しています。さらに骨盤の上に乗る上半身も同じようにねじれていました。

 

そこで、股関節から骨盤にかけてのインナーマッスルをゆるめて、

 股関節と骨盤が自然な角度で動けるように整えて、さらに上半身のねじれもゆるむように施術していきました。

 1回目の施術で脚が軽くなり、その後、数回の施術で30分程度なら痛みがなく座れるようになりました。

 その後も継続して通院し、椅子にも負担の少ない座り方になるよう日常的に気をつけるようになりました。

 

「以前は椅子を見ただけで恐怖を感じるほど、お尻が痛かったのです」と言っていましたが、

今では脚を組まず、デスクワークで1日中、難なく座っていられるようになっています。

  

以上、拙著【腰痛が治るのはどっち?】(学研パブリッシング/刊) より

 

健康で元気に過ごすためには、脚、腰がとても重要ですね。

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