- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
ここのところ睡眠不足が続いていますので,自分自身の自律神経の状態を試しにチェックしてみました.
耳たぶにセンサーをつけ,脈波から自律神経の状態を確認します.
いつもとは違う心拍変動解析専用のマシーンで試してみました.
このマシーンは,東北での震災後にバイオフィードバックの世界的権威
エリック・ペパー博士から被災者へのストレスケアに役立てて欲しいと寄付していただいたものでした.
↑この緑色の波形が心拍の変動を表しています.
腹式呼吸で大きくゆったりとした波形になることを目指します.
自律神経のバランスが整ってくると波形は大きく安定してきます.
呼吸法の効果が現れるには最低1分はかかりますので,はじめの方は不安定な心拍の波形が映し出されています.
2分目以降,少し安定してきました.
ただ,波形の大きさも不安定でとてもリズミカルとはいえません.
平均心拍は62です.
普通ですね.
私はその気になれば48ぐらいまで落とすことができます.
一番右のバーが100になれば体調は最高の状態なのですが,この日は98どまりです.
寝不足やストレス状態ではほとんどのケースでこのように心拍が安定するのに時間を要します.
このまま続けていっても安定しないことが予想されましたので止めました.
こういった場合は,副交感神経の働きを高め,自律神経のバランスを整える必要があります.
そうするとかなり心拍変動が改善されます.
しかし,寝不足の状態では,それも限界があります.
ですので,睡眠自体が立派な自律神経改善セラピーなのです.
サッカー日本代表の長谷部選手も,選手は夜の自由時間の管理がとても大切だということをおしゃっていました.
しっかり眠っていただきたいのですが,寝る前にヨガのゆったりとした腹式呼吸を5~10分行なっていただくと,
睡眠中の副交感神経の活動が増加し,エネルギーの回復が高まります.
あまり眠る時間がない日でも,そのまま寝てしまうより少しでもよいので呼吸法をしてから眠ると次の日に疲れが残りにくくなります.
睡眠は,ある程度の長さは必要になってきますが,同じように質も問われるのです.
東京都 港区 田町/三田【無敗脳ヨガ道場】辻でした.
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