- 冨永 のむ子
- パーソナルクレド舎 COO クレド作家
- パーソナルコーチ
対象:ビジネススキル
「ぐりとぐら」
などの出番が多いのですが、
最近、手元にたまたまあった、
佐藤雅彦さんの、「プチ哲学」
を読んでみたところ、なぜか気に入ってようでした。
だって、かわいいんだもん。
ねずみやカエル・・トイレットペーパーや電池などが、
考えたり会話したりします。
イラストは佐藤さん筆。
ちなみに団子三兄弟も佐藤さん筆ですが。
でも、かわいらしい顔して、
実は奥が深い内容というのが佐藤さんらしい。
実は雑誌「オリーブ」に以前掲載されたものを
まとめたものだそう。大人ならぬお姉さん向けってことか・・。
目次をいくつか紹介します。
◎ひよこの誕生・・「想像力」について
◎うっかり電池くんの証明法・・「前提条件が教えてくれる」
◎ツバメの実習・・「動いているものは動いている者にしか見えない」
◎プッチンプリンの法則・・「逆算という考え方」
◎子ザルのりっきー・・「連続と非連続」
などなど、面白そうでしょ?
この、かわいい単語(ひよことか、プリンとか)×難しそうな言葉
というのは佐藤さんがよく使う手です。
10年くらい前に彼の講演会に行った時の記憶をたどると・・
彼がこの方法を思いついたきっかけは、
取材である製菓メーカーの工場に行った時、
「シュークリーム課長、シュークリーム課長、内線◎番に電話です」
という館内放送を聞いたことだったそう。
もちろん工場では、大真面目に使ってるんだけど、
なんだか愉快に思い、その理由を分析したところ、
シュークリームという甘い言葉と、
課長という堅い響きの組み合わせによるものだと気が付いたのだそうです。
巨匠はやっぱり、日常の心がけが違う。
なにげない日常に転がっている楽しいことや、
きれいなこと、面白いことを、
なんできれいなんだろう?
なんで面白いんだろう?
なんで楽しいんだろう?
と、いちいち分解してると、
疲れちゃう人もいるかもしれないけど、
たまに頭の体操と思ってやってみると、
新しいアイデアが湧いてくるきていいかも・・。
なんて、いかにも新たに気がついたことみたいに感じる自分は、
10年前の教えを未だに習得できていない、
ただのおばはんでした。
ま、思い出したのが吉日ってことで!