まさか、イマドキ。
命令形でものを頼み、ちょっと小ばかにするような物言いで部下や後輩に接する人、いるんですか?
いると思います。イマドキ、と書きましたが、日本の商習慣の中で意味のない「威張り」が「上司」というかくれみので棲息していることを私達は知っています。
ザンネンですが、あきらめ続けているのかもしれません。いや、あきらめざるを得ない・・。
度を超えると、パワーハラスメントということになりますが、最近私のまわりで「評価面談でこんなことを上司に言われてしまった」という話でもれ聴こえてきたことには、これがコンプライアンスを声高に掲げる企業の実情なのか。。と耳を疑うような言葉の連続がありました。実際にはこれが数時間の会議にも波及し、毎日の会話にも波及し続けて早1年・・・よく耐えていると思います。
「何年営業やってるんだ」「お前はそれで妻子がいるのか」「飛ばしてやる」「降格だ!」
上司部下の関係の中では、辞めない限り、逃れられないのが実情とは悲しい、寂しい、お粗末なことだと思います。多くの人がここを変えたくてコーチングを学んでいますが、現実のあまりの状況に、自分が去ることを選択する人が多いのは、上司がどうしても変わらないという現実の強さの表れではないか、と思います。
基本的に。コーチングのどんなワザをもってしても、他人と過去を変えるのは不可能です。
しかし自分の捉え方と、未来の中の選択できる部分を思うように選択していくことは可能です。
上司のあのものいいには本当に閉口する。つらくてしかたがない。おおいに共感します。
シリーズの最初ではありますが、上司のあの言葉を変えさせることと謝らせることはできないけれど
じゃあそこからどうしようか・・・というところから始めませんか?
自分の行動、言葉、考える癖をどういうふうにつけていけば自分が望むような将来の姿に近づけるのでしょうか・・。
このコラムの執筆専門家
- 藤田 潮
- (パーソナルコーチ)
- and Cs 代表
「傾聴力」が高まった職場では、組織の実力が劇的に変わります
「正しく聴ける力=傾聴力」を高めることにより、コミュニケーション能力が向上し、人間関係において、望ましい関係を構築することができます。コーチングの手法を用いた「人を伸ばす」研修により、個人の成長と企業の成長を支援しています。
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