辰巳 いちぞう
タツミ イチゾウ「名ばかり管理職」に告ぐ
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名ばかり管理職・・・今日はサービス残業のハナシではありません。肩書きばかりで偽モノ管理者の話です。
腹を立てない、それを表現しない・・・
そんな管理者が多いです。
私はそんな管理職が増えていることに腹が立ちます。
なぜか?
世の管理者には「こうあってほしい」という願いや希望を強く持っているからです。
願いや希望などの「念」や「欲」は人を動かします。
逆に願いや希望などの「念」や「欲」のない人は人に強く要望できません。
今の管理職はこの「念」や「欲」を持たない会社の流れに乗るだけのぶらさがり社員
が多いのです。
だから腹を立てない、それを表現しない。
その言い訳に「摩擦を起こしたくない」「みんなで楽しくやりたい」などの偽善的な
考えを表に出すことで、自分の職務を放棄しているのです。
期待もしない、方向性を示せない、組織の要請の伝書鳩(伝達者ではなく連絡者)
こんな管理職のもとで働きたい人が本当にいるのでしょうか。
怒鳴れ!と言っているのではありません。怒鳴ったり、机をたたいたりするのは表現の
方法でしかなく、その表現方法はよくはないでしょうが、時には必要な表現方法
だと思います。
それしか表現の方法を持たないことが問題だとは思います。
表現力豊かな管理者は「笑いながら怒る」ことが出来ます。
それはアタマがおかしいのではなく、人を、組織を動かすためにあえて使っている戦術
なのです。
そんな戦術がなぜ出来るのか?
強い希望と欲を持っているからほかなりません。
偽善管理者よ、念や欲を持たないのなら、持つ人にその椅子を譲れ。いますぐに。
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