辻畑 憲男(ファイナンシャルプランナー)- コラム「今から始める老後資金づくり」 - 専門家プロファイル

辻畑 憲男
住宅と保険。自らの経験を活かしたライフプランをご提案します

辻畑 憲男

ツジハタ ノリオ
( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
株式会社FPソリューション 
Q&A回答への評価:
4.2/1,027件
サービス:7件
Q&A:2,573件
コラム:332件
写真:0件
お気軽にお問い合わせください
03-3523-2855
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。
印刷画面へ
専門家への個別相談、仕事の依頼、見積の請求などは、こちらからお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ
専門家への取材依頼、執筆や講演の依頼などは、こちらからお問い合わせください。
取材の依頼

今から始める老後資金づくり

- good

2017-03-19 13:55

老後資金をいくらためたらいい?

老後資金はいくら貯めたらいいのだろうか。よく言われるのは60歳までに3000万円。85歳まで生きたとしたら25年間毎年120万円(利息は考慮しないとすると)使えることになります。年金が毎年夫婦で280万円もらえるとすると400万円の収入になります。月約33万円です。今の生活と比べてどうですか。ご自身が老後にやりたいと思っていることはできそうですか。人生を満足して終わりたいですね。まずは老後の生活設計を立ててみましょう。老後の支出と収入を想定し、貯蓄額を決めましょう。平均を聞いてもあてになりません。1日24時間、7時間寝たとして17時間あります。何をして暮らしますか。海外旅行、国内旅行、釣り、ゴルフ、テニス、ダンス、山登り、囲碁、陶芸、菜園づくりといろいろありますね。まずは夢のある老後の計画を立ててみましょう。

 

老後資金作りは時間を味方に

老後資金作りは時間を味方につけましょう。早ければ早いほど時間が協力してくれます。例えば、複利運用で毎月1万円を10年積み立てると0%だと120万円、1%だと約125万円、3%だと約137万円、5%だと約150万円、20年間積み立てると金利が0%だと240万円、1%だと約264万円、3%だと約322万円、5%だと約397万円になります。これが複利の効果です。

 

年代別に見る老後資金準備の仕方

20代30代は老後資金準備よりも住宅購入資金や教育資金などの準備を優先しましょう。この低金利の時に個人年金保険などの低金利商品で運用して、住宅ローン、教育ローンなどの借金をするのは本末転倒です。借金よりも高い利回りで運用できる方や余裕のある方は、時間を味方につけ老後資金の準備を始めましょう。40代はそろそろ準備をしたほうがいい年齢です。老後の生活設計を立てて老後資金の計画をつくりましょう。主な運用商品としては20代から40代は、まだまだ価格変動リスクや為替リスクをとれるときです。インフレリスクを回避するために、まったく利息の付かない預金だけではなくNISAを活用して株式、個人型確定拠出年金、外貨建個人年金(個人年金保険料控除が使える商品)、積立型投資信託などで運用をしたほうがいいでしょう。もちろん経済に敏感になっておくことは必要です。50代は老後資金の準備をしないと間に合わなくなります。定年まで10年、15年なので老後の生活設計といくら貯めたらいいのかを考え、すぐにでもはじめましょう。遅ければ遅いほど時間を味方にするのが難しくなります。50代は老後までの時間があまりありません。価格変動が大きい商品での運用は危険です。変動金利型個人国債や外貨建個人年金(個人年金保険料控除が使える商品)などのリスクの低い商品での積み立てを考えましょう。もちろん利息が付かない預金だけで老後資金が貯められるのであれば為替リスクなどはとらなくていいでしょう。ただし、インフレリスクには注意しましょう。

 

 

プロフィール評価・口コミ対応業務経歴・実績連絡先・アクセスサービスQ&Aコラム