60年間、大地震による倒壊の心配がない戸建住宅 - 住宅設計・構造 - 専門家プロファイル

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対象:住宅設計・構造

60年間、大地震による倒壊の心配がない戸建住宅

住宅・不動産 住宅設計・構造 2010/02/15 13:28

新築戸建て住宅を検討しています。
家への要望は、60年間(死ぬまで)大掛かりな躯体のメンテナンスをしなくても大地震による倒壊の心配が無い家です。(60年間、耐震等級3以上の家。)
30年を過ぎてやっとローンを払い終えたと思ったら、実は大地震がきたらいつ倒壊してもおかしくない、という家に住み続けたくありません。また、基礎など躯体のメンテナンスすれば長く住めると言われても、30年しか住めない家に大金を払うという気にもなれません。設備や給排水の老朽化は仕方がないと思いますが、命に関わる躯体だけは安心したものを採用したいと思っています。
どの本を読んでも「長持ち」っとは書いてあるものの、具体的にどのくらいかわかりません。100年住宅と言われる中で、実現する為にはどのような工法の家にしたらよいでしょうか?やはり、鉄骨コンクリート造がよいでしょうか?

補足

2010/02/15 13:28

補足で私の心配事を説明いたします。
「死ぬまで住める家=約60年、大地震で家が壊れて潰されて死ぬ心配がない家」
ということです。しいて言えば、「耐久性がある耐震性能ある家」とは、どのような
家作りか?ということです。
多くの方にご回答いただき、大変感謝です。

コバキョンさん ( 千葉県 / 女性 / 31歳 )

回答:6件

大雑把な基本をおこたえします

2010/02/15 17:03 詳細リンク
(5.0)

今回のコバキョンさんのご意見はとても真っ当で嬉しいと感じましたので出てまいりました、須永豪と申します。

木造在来工法は、柱が重さを支え、つっかえ棒の筋交がヨコ揺れに踏ん張ります。
ですのでそれらの骨組みが腐るまでが構造体の寿命です。
腐らせないために、シロアリ・湿気・雨漏り・結露などの対策をみなさん色々講じます。
そのため「日頃のメンテナンスで寿命が決まる」と言われます。
良いところは、腐った箇所は部分的に取り替えが可能なことです。日本は木造の歴史が深いので大抵の大工さんが皆高い技術をもっています。

ツーバイフォーは、9mm程度の合板と細い枠材と釘とでパネル化されることで、加重やヨコ揺れに耐える硬さとなっています。
パネルがパネルでなくなるとき、つまり「釘が錆びるまで」が躯体の寿命です。
ただし一度大きな地震に遭うと釘・釘穴は緩みますから、そのまま2度目の大地震(や大きな余震)に遭えばガッチリ耐えてくれることは期待できません。
もちろんシロアリ・湿気・雨漏り・結露などで腐ってもいけませんので、メンテナンスも大切です。
長所は「経済性」。(の、はずなのですが・・・)

鉄筋コンクリートは頑強そうに見えます。じっさいしばらくの間はとても頑強です。
文字通り鉄筋とコンクリートが一体となって力を発揮します。
経年(酸性の雨・大気)とともにコンクリートが中性化し、鉄筋が錆びると力を失い寿命となります。
青山の同潤会アパートはよく頑張っていましたが(寿命はもう完全に越えていたようです)、あれで築76年でした。かつては100年もつと言われた鉄筋コンクリートですが、最近は50年ももたないという話しも耳にします。まだ歴史の浅い建材なので不明な点もあります。長所は「ガッチリ感」でしょうか。

(制限の字数が尽きてしまいました。もし興味があれば続きをこちらでご覧いただけますと幸いです→http://profile.allabout.co.jp/fs/sunaga/column/detail/66391)

評価・お礼

コバキョンさん

速攻&長い文章のご回答、どうもありがとうございます。
各工法のメリット・デメリットをわかりやすく書いてくださり、理解が深まりました。
須永さんの実績の住宅への興味も湧きました。

しかしながら、どの建築会社にお願いすればよいのか、当分わからない状態が続き、迷いそうです。
須永さんもおっしゃってましたが、是非、他の先生方のご意見も聞きたいなと思いました。

回答専門家

須永 豪
須永 豪
(長野県 / 建築家)
須永豪・サバイバルデザイン 

人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?

安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。

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「耐久性」と「耐震性」

2010/02/15 23:01 詳細リンク
(5.0)

コバキョンさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。


「''耐久性''」と「''耐震性''」は、別の概念です。
「耐震性が高いから耐久性がある」わけではなく、場合によっては「耐震性は高いが耐久性は劣る」ということが(逆も)あり得ます。

**耐久性
鉄筋コンクリート(RC)造の方が、木造より耐久性があると思われる事が多いようですが、必ずしもそうではありません。

RCは、コンクリートの弱点を鉄筋が補い、高い強度を発揮します。
コンクリートの強アルカリ性により、鉄筋の錆を防ぎますが、経年変化で表面からアルカリが弱くなります(中性化)。

中性化してもコンクリート強度が急に落ちるわけでないのですが、鉄筋の錆が発生すると問題を起こします。

鉄筋コンクリートの耐久性は、コンクリート品質や、仕上がコンクリートを保護できるかどうかにより、大幅に変わります。


木材(杉や桧)の強度は、200〜300年まで上がり続けると言われ、材料自体の耐久性は、RC以上にあります。

木材の弱点は、シロアリ、腐朽に弱いことで、被害を受けないような設計が必要です。


どの構造でも、60年程度の耐久性を持たせることは可能であり、むしろないのはおかしいのです。(欧米では100年以上の建物があたりまえ)


住宅が「''長持ち''」するかどうかは、耐久性ではなく、''生活の変化に家が対応できるかどうか''で決まります。

補足

**耐震性
同様に、RCの方が、木造より耐震性が高いと思われることが多いですが、そうとも言えません。

木造でも、高い耐震性の家をつくることは可能です。
しかし、制度上の問題もあり、木造の方が構造的問題がある建物が多いと考えています。

もちろん、RC造で高い耐震性の家をつくることも可能です。

高い耐震設計(等級3)にすれば、耐震性能は上がるのですが、「''どんな巨大地震でも絶対に被害に遭わない'」建物をつくるのはなかなか難しいです。

地震被害地に行くと、地盤が破壊している事が少なくなく、設計的に対応できないからです。


私のサイトでも取り上げていますので、よろしければご覧下さい。
詳細なパンフレットも用意しています。


パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム

住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら

評価・お礼

コバキョンさん

ご回答どうもありがとうございます。
まさに、「納得できる家」を建てられるかどうかが、不安要素でしたので、はっきりとおっしゃってくれてすっきりしました。設計事務所など、専門家の方と納得いく相談をしながら、理解を高めて家作りをすることが良さそうですね。
気に入った設計事務所を見つける努力もしたいと思います。
どうもありがとうございました。

回答専門家

森岡 篤
森岡 篤
(建築家)
有限会社パルティータ 代表

庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

志田 茂

志田 茂
建築家

- good

家の寿命

2010/02/15 20:41 詳細リンク
(4.0)

志田茂建築設計事務所 志田です。

家は何年持つのか?

誰しもが思う事です。
100年住宅がその寿命をまっとうするためには、補修・改修をなしには、あり得ません。
また、しっかりした構造体である事が前提です。さらに、地震の被害を少なくするためには、制震・免震といった装置も必要になるのかもしれません。
それだけの性能を持たせるためには、「コスト」が掛ります。建築の性能とコストは切り離す事ができません。
では、ハイコストの建築は長寿命でローコストは寿命が短いのか、といえば、ある意味正解であり、でも必ずしもそうとは言えません。
コンクリート造は、適正に作られているならば、その性能は十分に発揮されるであろうと思います。ただ、コンクリートで包まれてしまうだけに、その後の状況を確認できません。コンクリート打ちする時点で、その性能が決まってしまいます。それは、木造のコンクリート基礎であっても同様で、きちんとした基礎を作りたいと思うと、胃が痛くなる思いをします。地上部分の構造について言えば、ローコストで柱や梁が露出するもののほうが、その状態を常に確認できるので「むしろいい」とも言えます。
(住宅としての質はまた別ですが)

今の住宅は(木造であっても)地震に対してそれなりの強さを持ちます。ただし大地震に対して、損害がほとんどない か、倒壊しないか、という「どうありたいか」の選択は、施主の考えとコストによります。また、「メンテナンスフリー」は「ない」という事を自覚されて、完成してからの「定期的なメンテナンス」についての計画をしっかり考え実行する事が、家が健全でいられるためには必要な事です。

要は、きちんと「設計する事、施工する事、メンテする事」が大切であり、「時間」と「地震」に耐える家は、木造であっても「十分可能」と思っております。

補足

最後の「木造であっても」は、「どの構造・工法であっても」と言えると思います。それぞれの構造・工法を熟知し得意としている人(会社)がおりますので、気に入られた構造・工法でしぼられて、設計事務所や建築会社を探されればよろしいと思います。

評価・お礼

コバキョンさん

ご回答どうもありがとうございます。
心配性な一面もありますので、専門的な説明をいただき心配が少しだけ減りました。

メンテナンスは必要だということですが、
具体的に、どんな構造にして、何年後にどんな検査をするべきであり、改修に○○万円はかかるという、「構造+メンテナンス計画+費用」のパターンをいくつか知りたいと思います。
住宅購入の際には、確認したいと思います。

横山 彰人

横山 彰人
建築家

- good

「長く住める家」と「地震に強い家」は別です

2010/02/17 08:44 詳細リンク
(4.0)

文面拝見しました。いつ地震が来てもおかしくない時代ですから、心配は尽きないと思います。

専門家の方が回答されていますので、重複はしませんが、地震に強い家と長く住める家とは別の問題です。

現在日本の建替えの年数は、20年足らずです。東京は16年位という数字が出ています。

それは構造がだめになって建替えるというよりは、まだまだしっかりしているのに建替えしてしまいます。

その原因は家族の間取りや設備が暮らしに合わなくなったという事が多いようです。

地震に強い家は木造でもコンクリートでも可能です。 工法の問題ではなく、住んでからのメンテナンス抜きにして考える事は出来ません。

設計者に入ってもらって家の設計と耐震と両面からしっかり設計してもらうのがベストのような気がします。

分からないところがあればご連絡下さい。


横山彰人

評価・お礼

コバキョンさん

ご回答どうもありがとうございます。
設計者に入ってもらって、相談しながらつくっていきたいと思います。ありがとうございました。

渡邉 松男

渡邉 松男
建築家

2 good

期待される回答ではないでしょうが・・・。

2010/02/21 22:23 詳細リンク
(4.0)

中越地震の震源地、川口町で被災しました。
そして、悔しいけれど
更に中越沖地震で被災したのは、柏崎市でした。
だけど、両物件ともほぼ無傷でした。
この工法を選択した私たちチームは、
えも言えぬ安心感に包まれました。
そして、被災された方々のお見舞いを申し上げます。
【耐震性】それは、もっっとも重要な要素です。

評価・お礼

コバキョンさん

ご回答どうもありがとうございました。
今後、耐震性については真剣に考えていきたいと思います。

中舎 重之

中舎 重之
建築家

- good

60年の耐用年数と耐震性能のある家

2014/05/05 10:35 詳細リンク

構造と耐用年数の話です。現在の木造では30年が限界です。鉄筋コンクリート造(RC造)は40年でしょうか!。東京の首都高速道路が40年で造り替えられます。今のRC造は設計にも施工にも問題がありすぎます。コンクリートと鉄筋の強度が25年前位から上がりました。結果として柱と梁のサイズが小さい設計が横行しています。小さい柱ですと仕口のところで、柱の鉄筋と梁の鉄筋が錯綜してコンクリートが充分に行き渡らない現象がおきます。さらに現場ではコンクリートの打設を優先して、俗に言うシャブコンを採用します。木造とRC造での耐用年数が30~40年です。60年の耐用年数を満足させられるのは、重量鉄骨構造しかありません。ちなみにパリのエッフェル塔は屋外で120年の永きにわたり存在しています。蛇足で千葉県の地震の話をします。3.11の地震のつぎは房総沖と想像しています。地震の大きさは1677年のM8クラスでしょうか。筑波の産業技術総合研究所や筑波大学等の情報により確認される事をお勧めします。現在、建築基準法に定めている水平震度0.2(重力加速度200ガル)は最低のラインですの此処での設計には向きません。
以上です。 2014.5.5 中舎重之

耐用年数
耐震
鉄骨
重量鉄骨
地震
質問者

コバキョンさん

建築会社に伝えるべき要望の言い方とは

2010/02/17 13:38 固定リンク

ご回答いただきどうもありがとうございます。
大変やくにたちました。
追加でアドバイスいただきたいのですが、
>鉄筋コンクリートの耐久性は、コンクリート品質や、仕上がコンクリートを保護できるかどうかにより、大幅に変わります。
>木材の弱点は、シロアリ、腐朽に弱いことで、被害を受けないような設計が必要です。
っとありますが、素人がどのような品質で作っているかを確認するために、建築会社へ具体的にどうして欲しいっと伝えればよいでしょうか?例えば、「コンクリートの品質は、○○以上にしてください」とか、「コンクリートの仕上げは○○してください」とか、「防蟻剤は、○○の量を、ここまで塗ってください」とか。「木の柱が湿気で腐らないように、○○してください。」とか等です。防蟻剤を塗布するのは、当たり前となっていると思いますので、一般的以上の品質を求めるときに、どうあれば60年耐久に近づけるのか、という点が知りたいです。
「保証」ではないので、あくまで参考とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

コバキョンさん (千葉県/31歳/女性)

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