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対象:住宅設計・構造

住宅完成見学会に参加します

住宅・不動産 住宅設計・構造 2008/09/06 19:01

はじめまして。

近々、工務店の見学会に参加します。
木造で外断熱、床は無垢(1階チーク、2階ナラ)、丸太柱は桧と栗、内・外壁は塗り壁だそうです。
見学は初めてではありませんが、部屋数や広さ、水まわりや内装をざっと見て終わってしまっているように思います。
今回は、断熱材が効いていると(残暑の)室温はどれくらいか?、無垢のフローリングを素足で歩くとどんな感じか?は見て来ようと思っています。

また、こちらの「Q&A」も参考になります。
皆さんよくご覧になっていますね?
「巾木(私はこういう名称を知りませんでした)」や「キッチンの[コの字]の部分」「クローゼットの中(仕切り方)」も見てみようと思います。
素人が見てもわからないかと思いますが、見学会参加にあたり何かアドバイスがありましたら、お願いいたします。

月見草さん ( 千葉県 / 女性 / 48歳 )

回答:4件

購入者側の視点から

2008/09/08 16:51 詳細リンク
(5.0)

こんにちは

見学会はワクワクしますよね。チェックしようとしたことが現地について忘れることのないよう、チェックシートをお持ちになられることをオススメいたします。

工務店側は困るというかもしれませんが、夜の室内環境も見せてもらい昼と夜の室温差を温度計で測るのも通に見られますw

設計側でなく購入者側の視点でのポイントとしては

**1.他の来場者も含め室内での会話の響き具合・届き具合を確認する
(通常の在来工法と高気密・高断熱工法では後者の方が響きやすく、具合が悪くなられる方がたまにいらっしゃいます)

**2.屋根裏・床下まで見せているか
(工事が雑な業者さんは、たまに屋根裏や床下に端材など置きっ放しで忘れるなんて例もあります。また、屋根裏・床下環境に力を入れている工務店は家作りに対してポリシーをもっている会社が多いです。)

**3.オープンハウスにおいて、持ち主(施主様)に対して配慮されているか
(オープンハウスは工務店にとって格好の宣伝の場になりますが、持ち主あってのオープンハウスです。家を傷つけないようスリッパや手袋などの配慮がされているかはポイント対象です)

**4.近隣の方に聞いてみる
(工事前に挨拶は来たか、工事中はどうだったかなど近隣の方にそれとなく聞いてみると工務店の隠れた姿勢が分かります)

**5.その場で契約を急ぐ営業マンはいないか
(住宅づくりは施主様と設計者・施工者の相性が大切です。じっくり付き合ってみて決められる方が多い中、契約を急ぐのはどうかと・・)

**6.見学者に分かりやすい説明ができているか
(設計・施工者側はなにかと専門用語を使ってしまいがちですが、素人に分かりやすい喩えや説明ができているかは重要です。契約後、交渉を進めていく上でも訳の分からぬことを言われないように)


簡単ですが、建物の品質のみならず業者をチェックするポイントを挙げてみました。

ご参考になれば幸いです。


やすらぎ介護福祉設計 斎藤

補足

月見草様

ご評価いただきありがとうございました。
実際その家に住んだら、どこに何を置くかというイメージをされながら見学すると使い勝手も見えてきます。

実りのある見学会になられるといいですね。

やすらぎ介護福祉設計 斎藤

評価・お礼

月見草さん

チェックポイントありがとうございます。
そういえば「高気密・高断熱住宅は音が響く」と聞いたことがあります。
響き具合や屋根裏・床下など「メモして」参加することにいたします。
ありがとうございました。

回答専門家

齋藤 進一
齋藤 進一
(埼玉県 / 建築家)
やすらぎ介護福祉設計 代表
048-935-4350
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村上 治彦

村上 治彦
建築家

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見えなくなるところをしっかりと

2008/09/07 09:54 詳細リンク
(5.0)

東京北区の村上建築設計室の村上です。

完成後に見えなくなるところをじっくり見てください。
私が1番気になるのはグラスウールが袋に入っているタイプの断熱材です。
そして、その袋が防湿層の役割を持っている場合です。
その袋は表裏が決まっています(=表と裏の性能が異なります)。
「こちらを室内側にしてください」というような表記があります。
それは、室内側を防湿層にする必要があるからです。
見てほしいのは、袋には「耳」がついていて、
それを柱や間柱にホチキスのようなもので止めるようになっています。
その耳が隣の耳と重なっているかどうかを見てください。
防湿層がしっかりと形成されているかということです。
ホチキスの間隔も商品ごとに決まりがあります。
現場で聞くのもなかなかできないかもしれませんので、
事前に施工会社に断熱材の商品名を聞いて、
ネットで検索してみるといいと思います。
私が一番気になる「見えなくなるところ」です。
(様々なタイプの商品が出ていますので、
上の表現が全てに当てはまるものではありませんので、
それについてはご了承ください)

評価・お礼

月見草さん

早速にありがとうございました。
見学する家は、ネオマフォームを使った外断熱→通気胴縁→ラス板と書いてありました。
しかし、村上さまのご説明で、今までグラスウールの「耳付き」の意味がわからなかったのですが、やっとわかりました。
完成して「見えなくなるところ」がやはり大事なのですね!
ありがとうございました。

横山 彰人

横山 彰人
建築家

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住宅見学会について

2008/09/07 12:16 詳細リンク
(5.0)

見学会は特に工務店の主催する場合は仕事の受注に結びつけたい訳ですから、材料の使い方の不具合を一般の人に指摘されるようなことは無いと思われます。

工事金額は全体の三分の二以上は目に見えない部分にお金が掛かっているのですが、完成してからではなかなか分かりません。

その工務店に建築の依頼を検討しているなら、知り合いの設計の方か、建築に携わっている方と一緒に行き、その工務店の仕事に対する取り組み方や、以前工事した家なども見せてもらう事も大切です。

私は平面図ができるまで、つまり基本設計にどこまで力を入れているのかが問題だと思っています。
そのへんも見えない部分でもありますので、よく調べてて下さい。


分からないところがあれば、事務所にご連絡ください。 横山彰人

評価・お礼

月見草さん

早々にご丁寧なご回答ありがとうございます。
素人では、やはりわからないことがありますね。
今回の家は、工務店の設計です。
そういう意味でも、家づくりは設計事務所に依頼するのが理想ですね。
基本設計ができるまで〜も大事なのですね。
貴重なご意見ありがとうございました。

野平 史彦

野平 史彦
建築家

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あの工務店ですね?

2008/09/10 18:58 詳細リンク
(5.0)

千葉県内で住宅の完成見学会をやって人を集められる工務店というのは、そう多くはありません。内容からして、きっと以前ドラマのモデルになったという例の工務店なのだろうと思います。
その工務店の完成見学会には以前,私のお客さんと共に参加させてもらったことがあります。
この工務店は大工の学校をやっているくらいですから、大工の腕は確かなものがあります。無垢材をふんだんに使い、屋根には90角@910の垂木の上に30mmの杉板を張り、そのまま天井表しにしていました。
床も無垢のチークのフローリング(何故、チークなのか?安く仕入れることができるのだと思いますが)にオイル拭きでしたが、押し入れの中は合板など使わずに杉板張りにしていたり、玄関収納の杉板の扉や、今時こんな細工ができる職人さんがいるのか?と驚くばかりの極めて古典的な和室が目を引きました。内装の塗り壁も漆喰塗りの下処理段階の塗りのまま味のある壁を作っていました。そうした仕上げについてはなかなか参考になるものがありました。
しかし、工務店の設計らしく、プランニングや空間のつくり方には特段見るべきものはありませんでした。
この工務店は以前、「いい家が欲しい」で有名になったソーラーサーキットを採用していたのですが、その工法の問題点に気付いたのでしょう。今では、その工法を変更した外張り断熱となっていますが、その仕様を詳しく聞くと、摩訶不思議な外断熱でした。伝統工法の良さにソーラーサーキットを採用し、その問題点を解決しようという試みが、そもそも高気密・高断熱理論をきちんと理解している訳ではない様ですので、摩訶不思議な、としか形容のし様がない中途半端な仕様になっていました。(しかし、その問題点に気付くお客さんはまずいないのですが、、)
(追記します)

補足

基礎をパフォームガード(防蟻剤入り発泡プラスチック断熱材)で外断熱しているところなど、なかなかのものなのですが、ソーラーサーキットの名残なのか、床下換気口が付いていて、夏冬に開閉する様になっています。
しかし、夏に開けてインナーサーキットに循環させるのか、と思えば、そうではなく、夏は断熱を無視してただ床下を換気するだけになっている様です。
屋根も外張り断熱になっているので、屋根裏もさほど暑くはなっていませんが、これだけ自然素材を多用していながら、外断熱に発泡プラスチック系の、即ち石油化学系断熱材を使うというというのも、ソーラーサーキットの名残で、あそこまで自然素材にこだわっているなら多少断熱性能が落ちても、フォレストボード(杉皮から作った自然系断熱ボード)を使うとか、そのくらいの小気味良さを見せて欲しかった。
しかし、いずれにしろ幸いだったのは少なくとも「内部結露」を起こしそうな仕様にはなっていない、ということであり、著名な建築家の作品も数多く手掛けている、この地域では最も優秀な工務店のひとつであることには変わりありません。
ちょっと、勝手にあの工務店だろう、と決めつけて一設計者の独り言を書いてしまいましたが、こんな見方をしている人間もいる、ということだけ頭に置いて見学会に望んでみて頂ければ幸いです。
違う工務店でしたら参考にならないので、ご容赦下さい。

評価・お礼

月見草さん

とても詳しいご説明、ありがとうございます。
野平さまが思っていらっしゃる工務店です。
たまたま近所で家を建てている所が3ヶ所あり、その1つがこの工務店、その他はハウスメーカーでした。
工務店の着工が一番早かったのですが、パネルを組み立てていくやり方はさすがに早く、1棟はもう外構工事が終わりそうです。
今回、解体からコツコツと少しずつ進んでいく様を見ることができ、猛暑の中、左官屋さんが塗っている姿を目にすると、通りすがりの者でも愛着がわき、見に行って来ます。

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